トランプ大統領が露ウ停戦交渉で「和平合意」を強調し、今後の外交動向への注目が高まる。一方、交渉進展は限定的にとどまり、地政学リスクをめぐる不透明感が意識される。
米7月小売売上高は堅調な伸びを示した一方、ミシガン大消費者信頼感指数は悪化し、消費の先行きに対する懸念が意識される展開。
ドル相場は強弱まちまちな経済指標を背景に方向感を欠く状況が続き、要人発言等によるFRB政策スタンスへの思惑が相場を左右。
WTI原油はテクニカル抵抗線の上抜けが焦点となる中、反発力の回復がトレンド転換の鍵を握る局面。
前日価格変動TOP3
- JPN225 +1.45%
- EURUSD +0.49%
- XTIUSD -1.23%
マーケットハイライト
- トランプ大統領は露ウ停戦交渉で「和平合意」強調、市場に期待と懸念が交錯する可能性
- 米7月小売売上高は堅調も消費者信頼感の悪化で指標は強弱まちまち
- SF連銀デイリー総裁、年内2回の利下げが適切との見解維持
- 米株、週間で主要3指数いずれも2週連続続伸で底堅さ継続
- ドル円反落、日銀利上げ観測と国内GDP上振れで円買い優勢
- ユーロドル反発、独長期金利上昇を手掛かりにユーロ買いが先行
- 原油反落、週末の露ウ停戦交渉を巡る思惑で戻り売り優勢
- ゴールド伸び悩み、米長期金利上昇が上値を抑制
WTI原油(XTI/USD)テクニカル分析
WTI原油の日足チャートを分析する。価格はエンベロープ−5%に沿って下落が継続しており、標準偏差チャネル−1.0σが上値を抑える形でバンドウォークの動きを見せている。
RSIは39近辺で推移しており、売られ過ぎには至らないものの、モメンタムの弱さが示唆される。
下値の目安は62.50ドルおよび60.94ドル。一方、反発に転じた場合は65.63ドルおよび67.19ドルが上値の目安となる。

現状は反発の勢いに欠ける状態だが、今後は反発の勢いが回復し、標準偏差チャネル−1.0σを明確に上抜けるかが、トレンド転換の初動を見極める上での重要な分岐点となる。
今日の経済指標とイベント(8月18日)
- 18:00(日本時間)、ユーロ圏・貿易収支
- 21:15(日本時間)、カナダ・住宅着工件数
- 23:00(日本時間)、米・NAHB住宅市場指数
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