FOMCは労働市場の軟化を受けて0.25%の利下げを決定し、政策金利を4.00-4.25%に引き下げた。発表後には米長期金利が上昇し、ドル円は147円台まで反発する展開となった。
ユーロドルはFOMC後のドル買い戻しにより反落。一時は2021年6月以来の高値をつけたが、上値は重く押し戻された。今後は1.2ドルの心理的節目を上抜けるかが注目される。
本日は米失業保険申請件数とフィラデルフィア連銀製造業景況指数、英中銀政策金利の発表が予定されており、市場のボラティリティ要因として注目される。特にドルおよび金利市場への影響が見込まれる。
前日価格変動TOP3
- BTCUSD -0.97%
- XTIUSD -0.90%
- XAUUSD -0.81%
NY市場マーケットハイライト
- FOMCが0.25%利下げ決定、雇用軟化を背景に政策金利を4.00-4.25%に
- パウエル議長は大幅利下げに広い支持がなかったと発言、市場は利下げ限定観測からドル買い戻しへ
- 米株まちまち、ダウ前日比260ドル高で続伸もナスダック72ポイント安
- ドル円反発、米金利上昇受け147円まで回復
- ユーロドル反落、一時2021年6月以来の高値もFOMC後のドル買い戻しで下落
- ゴールドは反落、最高値更新後に長期金利上昇で売りに押される
- 原油は反落、EIA統計で需要鈍化懸念強まり売り材料視される
- ビットコイン反落、11万7000ドル到達後に売り圧力強まる
ユーロ/米ドル(EUR/USD)テクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。現在、緩やかな右上がりの長期チャネル内で推移している。直近では、チャネル上限を試すも、上ヒゲを残して押し戻されている。
21SMA(21日移動平均線)および100SMAはいずれも上向きを維持しており、中期的な上昇トレンドの持続が示唆される。
RSIは60前後で推移しており、やや強気のモメンタムが確認されるものの、過熱感は見られない。
上昇が継続した場合、1.1910ドルが直近のレジスタンスラインとして意識され、その上には心理的節目である1.2000ドルが控える。一方、下押し局面では1.1660ドルおよび1.1600ドルがサポートラインとして機能する可能性が高い。

現局面はチャネル上限を試す展開にあり、1.2000ドルを目標に1.1910ドル水準を終値ベースで明確に上抜けるか否かが、次の方向感を決定づける焦点となる。
今日の経済指標とイベント(9月18日)
- 10:30(日本時間)、豪・雇用統計
- 20:00(日本時間)、英・中銀(BoE)政策金利
- 21:30(日本時間)、米・失業保険申請件数
- 21:30(日本時間)、米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数
ユーロドル(EURUSD)に関する取引仕様・スプレッド情報は、ThreeTrader公式サイトでご確認いただけます。
(※この情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。)