米新規失業保険申請件数の減少やフィラデルフィア連銀指数の改善で、米労働市場と経済の底堅さが示された。
日経平均は4万5000円台を突破し、米株も底堅く推移するなど、リスクオンの地合いが続いている。為替市場では、ドル買いが優勢となり、円安ドル高方向に推移している。
英中銀(BoE)は政策金利を4.00%に据え置いたが、委員2名が利下げを支持したことで、市場ではタカ派姿勢修正を示唆するとの思惑が広がった。
本日、日本では日銀金融政策決定会合の結果公表と植田総裁の会見が予定されている。消費者物価指数(CPI)の発表も控えており、金融政策の見通しを探る手がかりとして注目が集まる。
前日価格変動TOP3
- JPN225 +2.18%
- BTCUSD +1.73%
- NZDUSD -1.36%
NY市場マーケットハイライト
- 米新規失業保険申請件数、予想以上に減少し労働市場の底堅さが示された
- 9月フィラデルフィア連銀指数が予想上回るも8月景気先行指数がマイナス転落
- 英中銀が金利4.00%に据え置き決定も2委員が利下げ主張でハト派色強まる
- トランプ大統領、FRBクック理事解任巡り最高裁に上告
- 米株堅調でダウは124ドル高、日経平均は史上初の4万5000円台到達
- ドル円続伸、強い米経済指標による米長期金利上昇が支援材料
- ユーロドル続落、米長期金利によるドル買いが背景
- ポンドドル続落、英中銀のハト派的据え置きで
- ゴールドは続落、金利低下で買い先行も高値警戒感が重し
- 原油は続落、ドル高と供給過剰懸念で売り優勢
- ビットコイン11.7万ドル台回復、米利下げ受けたリスク資産買いが下支え
ビットコイン/米ドル(BTC/USD)テクニカル分析
ビットコインの日足チャートを分析する。現在の構図では、3本の移動平均線(10EMA・100EMA・200EMA)がいずれも上向きに推移しており、中期的な上昇基調が鮮明となっている。
また、現在のローソク足は、長期上昇チャネル(黒)と中期下降チャネル(橙)の交差点にあたる11万7,000ドル付近で推移しており、方向感を探る展開となっている。
RSI(14)は徐々に切り上がりながら現在は58付近に位置しており、過熱感はないものの、上昇圧力がやや優勢であることを示唆している。
上値の目安としては、まず11万8,750ドル、これを上抜けた場合は12万ドルが意識される。一方、調整局面では11万2500ドルおよび11万ドル近辺が下値支持として機能する可能性がある。

現状では、上昇の地合いが続くなか、11万7000ドルを維持できるかが今後の焦点となる。
今日の経済指標とイベント(9月19日)
- 日本・日銀政策金利発表
- 8:30(日本時間)、日本・全国消費者物価指数(CPI)
- 15:00(日本時間)、英・小売売上高
- 15:30(日本時間)、日本・日銀植田総裁 定例記者会見
- 21:30(日本時間)、加・小売売上高
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(※この情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。)