ゴールド急落、行き過ぎた上昇の反動で水準調整へ
トランプ大統領がケビン・ウォーシュ氏の次期FRB議長起用を表明。金融政策の独立性低下への懸念と米金利上昇の見方が交錯し、ドル買いが優勢に。
貴金属は歴史的急落、ゴールド・シルバーには「金利上昇」が重石となり軟調。ドル高・米金利上昇を受けた利益確定売りが集中し、これまでの堅調な地合いから一転して大幅な下げを記録。
FRB議長人事を受け、市場は将来的な流動性引き締まりを警戒。ビットコインに強い売り圧力がかかり、リスク回避の動きが鮮明となっている。
本日は米およびユーロ圏の製造業PMI、米ISM製造業景況指数の発表が予定されている。結果次第で米国の利下げ観測やドルの方向性が左右される。
前日価格変動TOP3
- XAGUSD -26.43%
- XAUUSD -9.09%
- AUDUSD -1.53%
マーケットハイライト
- トランプ大統領、次期FRB議長にケビン・ウォーシュ氏を正式指名の意向
- NYダウは179ドル安、FRB人事による政治リスクを嫌気
- 12月米PPIは予想上振れの3.0%、根強いインフレで利下げ観測後退
- ドル円は154円台後半へ強含み、日通し高値を更新
- ユーロドル反落、米利下げ期待後退でドル買い
- ゴールドは急落、5,000ドルの大台を割り込む
- ビットコインは大幅安、リスクオフの波が仮想通貨市場にも波及
- 原油価格は下げ渋り、ドル高の重石と地政学リスクが交錯
- OPECプラス有志国、3月まで原油増産停止を維持し需給見極め
ゴールド/米ドル(XAU/USD)テクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。価格は100日SMAを基準としたエンベロープ+30%以上まで駆け上がり、5598ドルの過去最高値を更新した。しかし、FRB議長人事を受けたセンチメント悪化が引き金となり、価格は調整圧力を強めつつ5000ドルを割り込むエンベロープ+15%近辺まで押し戻された。
前日比で約9%安と値幅は大きく、数字だけ見ると弱気に映る。ただ、平均線からの距離(Deviation%)はまだ高水準にあり、統計的には依然として高値圏だ。
相場の変動幅を示すSigma%も拡大していることから、崩れたというより、短期間での急騰がやや行き過ぎたことで、反動的な売りが出ていると見るのが自然かもしれない。Zスコアも低下し、過熱感は落ち着きつつある。
まずは4687ドル付近を保てるか。ここを維持できれば、5000ドル方向への戻りも視野に入る。現状は「転換」より「調整」と捉えたい。

現時点では、100日SMAを基準とした調整局面にとどまるかどうかが最大の焦点となる。次に見るべきは、どの水準で市場が落ち着きを取り戻すかである。
今日の経済指標とイベント(2月2日)
- 23:45(日本時間)、米・製造業購買担当者景気指数(1月PMI)
- 24:00(日本時間)、米・ISM製造業景況指数(1月)
※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。
ThreeTraderでは、狭いスプレッドと高い約定力で、ゴールドをはじめとする多様な銘柄の取引環境を提供しています。
サービスの詳細はこちらからご確認いただけます⇒ 詳細を見る




