ビットコイン、9万ドル下抜けで4月以来の安値圏

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米9月雇用統計は非農業部門雇用者数の増加が予想を大きく上回る一方、失業率が上昇するなど強弱混在の内容となり、市場の反応は限定的となった。

ビットコインは大幅続落し9万ドルを割り込む展開。RSIが売られすぎ圏で推移するなどテクニカル指標も悪化し、暗号資産全体でリスク回避姿勢が強まっている。ダウ平均の急反落にも影響を与えた。

本日発表の日本10月CPIと米11月PMIは、インフレと景況感の最新動向を示す重要指標。特に米PMIはFRBの金融政策見通しに影響する指標として、金利・為替市場の変動要因となる可能性がある。

前日価格変動TOP3

  • BTCUSD   -3.74%
  • JPN225     -2.94%
  • XTIUSD     -1.13%

NY市場マーケットハイライト

  • 米9月雇用統計は強弱混在、非農業部門雇用者数は予想を大幅上回るも失業率は予想上回る高水準
  • 米10月中古住宅販売は予想上回る410万戸、良好な結果を受けドル買いが継続
  • 米ダウは一時700ドル高から反落、ビットコイン安も相場の重荷に
  • 日本当局の発言報道で円買い介入観測が高まる、160円接近前に介入の可能性
  • ドル円は続伸し157円台、米長期金利の上昇とFRB高官の利下げ否定発言が後押し
  • ユーロドル軟調推移、ドル高優勢の地合で上値重く伸び悩み
  • ユーロ円続伸、ドル円の上昇に押され高値を更新
  • ゴールドは横ばい、FRB利下げ観測後退で上値限定的
  • 原油は続落、ウクライナ情勢を巡る和平期待で供給懸念後退
  • ビットコイン続落、投資家のリスクオフ姿勢で4月以来の安値圏
  • JPN225 Index(日経225)は大幅安、4万8300ドル付近で推移

ビットコイン/米ドル(BTC/USD)テクニカル分析

ビットコインの日足チャートを分析する。価格は直近で9万ドルを下抜け、短期的な下値模索の動きが優勢となっている。

足元では、20EMAが200EMA・365日EMAともに下回り、地合いの弱さが意識される。

トレンド転換を示唆するパラボリックSARはローソク足の上方に点灯し、下落基調の継続を示している。RSI(14)は27付近にまで低下しており、短期的な売られ過ぎ感が警戒される。ADXも大きく上昇しており、方向感を伴うトレンド相場への移行が視野に入る。

【BTCUSD/日足チャート】

今後は8万3270ドル、および心理的節目である8万ドルが下値支持として意識される一方、反発局面では9万ドル、続いて10万ドルの水準を回復できるかが焦点となる。

今日の経済指標とイベント(11月21日)

  •   8:30(日本時間)、日本・全国消費者物価指数(10月CPI)
  • 16:00(日本時間)、英・小売売上高(10月)
  • 17:30(日本時間)、独・購買担当者景気指数(11月PMI)
  • 17:30(日本時間)、ユーロ圏・ECBラガルド総裁発言
  • 18:00(日本時間)、ユーロ圏・購買担当者景気指数(11月PMI)
  • 22:30(日本時間)、加・小売売上高(9月)
  • 23:45(日本時間)、米・購買担当者景気指数(PMI)

※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。

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