ゴールド、上昇基調強めつつ4900ドル接近
トランプ大統領がグリーンランド問題での関税撤回と武力否定を示唆し、地政学的リスクが後退したとの見方が広がる。株高・金利低下が進み、米資産売りは一服、「トリプル安」巻き戻しの動き。
米12月中古住宅成約指数は-9.3%と急落し、住宅市場の減速懸念が再燃。今後の景気指標に対する市場の敏感度が高まっている。
ゴールドは最高値を更新。強気トレンドが確認されており、勢いが持続すれば5000ドルも視野に入る。一方で、上昇ピッチの速さが際立ち、短期的な調整が生じる可能性にも留意が必要。
本日は22:30(日本時間)に米11月個人消費支出(PCE)やGDP改定値、失業保険申請件数など重要指標が集中して発表される。FOMCの利下げタイミングに対する市場の思惑を左右する可能性が高い。
前日価格変動TOP3
- JPN225 +2.24%
- XTIUSD +1.98%
- XAUUSD +1.09%
マーケットハイライト
- トランプ大統領がグリーンランド巡り関税撤回と武力行使を否定、市場の警戒感が後退
- 米12月中古住宅成約指数は前月比-9.3%、下落率は2020年4月来の最大下落
- 米国の「トリプル安」巻き戻し進行、ダウは前日比588.64ドル高・ナスダックは270ポイント高で引け
- 米10年債利回りは4.25%台まで低下、米資産売りは一服
- 日経225は5万3,000円台回復、米株高を好感し5万3,230円近辺へ急反
- ドル円は158円台半ばまで上昇、地政学リスクの緩和を背景に円売りが再開
- ユーロドルは1.168ドルに反落、地政学的緊張の緩和を受けドル買いが優勢に
- スイスフランは全面安、米欧対立懸念の後退で安全資産需要が後退
- ゴールドは続伸し史上最高値更新後、米大統領演説受け上げ一服
- 原油は続伸、イラン情勢警戒とIEA需要見通し上方修正が支援
- ビットコイン下げ止まり、リスク警戒感の後退と仮想通貨法案への署名発言が下支えし一時9万ドル台回復
ゴールド/米ドル(XAU/USD)テクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。チャートは明確な上昇基調にあり、史上最高値圏での高値更新が続いている中、次は節目の4900ドルを試す展開である。
50日SMAは右肩上がりで推移しており、中期的な上昇トレンドを示している。ローソク足との乖離が拡大していることから、トレンドに勢いがあることが確認できる。価格は50日SMAエンベロープの+6%付近で推移しており、短期的に上振れが進んだ状態にある。
ドンチャン・チャネルも高値更新基調を維持しており、ADXが50を上回り、+DIが−DIを上回る状態が続いていることから、トレンドの継続性が裏付けられている。
この勢いが継続すれば、4900ドルを経て5000ドルの大台到達も視野に入る。

ただし、エンベロープ上抜けの速度が速く、急ピッチな上昇が続いていることから、4900ドル達成で上昇一服となることも予想される。エンベロープ+5%水準(4715.20ドル付近)、下押しが深い場合は、ドンチャン・チャネルのミドルラインが接近する同+4%水準(4578.20ドル付近)までの調整が生じる可能性にも留意が必要である。
今日の経済指標とイベント(1月22日)
- 9:30(日本時間)、豪・雇用統計(12月)
- 21:30(日本時間)、ユーロ圏・欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
- 22:30(日本時間)、米・個人所得(11月)
- 22:30(日本時間)、米・個人消費支出(11月PCE)
- 22:30(日本時間)、米・実質国内総生産(7-9月期GDP)
- 22:30(日本時間)、米・新規失業保険申請件数
- 翌2:00(日本時間)、米・石油在庫統計
※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。
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