日経225は日銀ETF売却で反落、今後の方向性に注目

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日銀は19日の金融政策決定会合で政策金利を0.5%に据え置くとともに、2026年初めからETFとREITの段階的売却を開始すると発表。これを受けて日経225(JPN225)は4万6,000pt付近で上昇が鈍化し、前日比で1%超下落した。

米FRBによる利下げを受け米株は最高値を更新。一方、ビットコインは追加利下げ不透明感が重石となり方向感に乏しい展開が継続している。

本日はユーロ圏9月消費者信頼感(23:00)、英中銀ベイリー総裁発言(翌3:00)が予定されている。特に、英財政不安継続下でのベイリー総裁発言はポンド動向を左右する重要材料となる。

前日価格変動TOP3

  • XAUUSD   +1.11%
  • JPN225     -1.22%
  • XTIUSD     -1.57%

マーケットハイライト

  • 日銀は政策金利を0.5%に据え置くとともに、ETFとREITの市場売却を決定。2026年初めから段階的に実施へ
  • 日経225(JPN225)は、日銀のETF・REIT売却発表を受け1.22%下落
  • 米株主要3指数が最高値を更新、利下げ継続観測で買い支えに
  • ドル円小反落、日銀観測で円買い先行も植田総裁の慎重姿勢で持ち直し
  • ユーロドルは続落、米長期金利の上昇でユーロ売り進行
  • ポンドドル続落、英財政不安と利下げ思惑継続でリスク回避の動きが拡大
  • ゴールドは反発、米金利先安観を背景に買い優勢
  • 原油は続落、主要産油国の増産見通しで需給緩和観測が強まる
  • ビットコイン軟調、利下げ好感も追加利下げ不透明感が交錯し方向感を欠く展開に

日経平均(JPN225 Index)テクニカル分析

日経平均の日足チャートを分析する。足元では上昇チャネル内での推移が続いていたが、チャネル上限に接近した4万6,000pt付近で上昇の勢いが鈍化し、目先は反落の動きが見られる。

直近のローソク足は下押しを試すも、転換線付近で一時的に下支えされており、この水準の攻防が目先の焦点となっている。また、遅行スパンはローソク足の上方に乖離しており、トレンドの強さが確認できる。

トレンド指標のADXは50台の高水準を維持しており、上昇基調の継続が示唆される中で陰線が形成された点は、強気のトレンドにおける利確売りや短期的な調整の可能性を示すものと考えられる。一方、RSIは66.5付近と加熱圏手前に位置し、急速な反落懸念は限定的と考えられる。

【JPN225 Index/日足】

下値の目安としては4万4,530ptおよび4万3,750ptが意識され、これらを維持できるかどうかが次の方向感を左右するポイントとなる。上値に関しては、再び4万6,000ptを試す展開となるかが注目される局面である。

今日の経済指標とイベント(9月22日)

  • 23:00(日本時間)、ユーロ圏・9月消費者信頼感
  • 翌3:00(日本時間)、英・中銀ベイリー総裁発言

JPN225 Indexに関する取引仕様・スプレッド情報は、ThreeTrader公式サイトでご確認いただけます。

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(※この情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。)

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