ビットコイン、ETF資金流入を確認しつつ高値圏で方向感を探る
中東の供給懸念が緩和するなか、AI関連株の底堅さがリスク資産の選好を支える材料となっている。一方、グールズビー・シカゴ連銀総裁は、需要主導のインフレが持続する場合には追加利上げが必要となる可能性に言及した。DXYは上昇しており、金融政策見通しを巡る不確実性がドルの下値を支える構図となっている。原油安とドル高が併存しており、資金フローは一方向に傾きにくい。
本日のテクニカル分析銘柄であるビットコイン(BTC/USD)は、急伸後の高値圏で上昇基調を維持しており、中短期の回帰線や適応型移動平均線も上向いている。米現物ビットコインETFへの約10億ドルの資金流入やNASDAQ100との高い相関が確認される一方、SMA365は依然として下向きで、LinReg200もほぼ横ばいにとどまっており、中長期的な上昇トレンドへの転換はまだ確認できていない。
本日は日本が祝日で、東京時間では市場参加者が限られやすいなか、欧州・米国の9月PMIが景気見通しやFRBの政策見通しを探る材料となる。24日の米中首脳会談も控えており、指標発表後のポジション調整が重なる時間帯では値動きが大きくなる場面も想定される。
注目の値動きTOP3
(※直近10日間の平均的な値幅と比較:ATR倍率)
- USD/CAD(米ドル/カナダドル) ↑ 0.76倍
- NAS100(NASDAQ100) ↑ 0.47倍
- XTI/USD(WTI原油) ↓ 0.45倍
マーケットハイライト
- イランのホルムズ海峡再開条件とサウジ東西パイプライン再開で原油下落、WTIは94ドル台へ
- リッチモンド連銀製造業指数は予想外のマイナス転落、出荷指数も低下し製造業の弱さを示唆
- DXY(米ドル指数)は上昇、グールズビー・シカゴ連銀総裁は需要主導のインフレが続けば追加利上げが必要になる可能性に言及
- 米株主要指数は高安まちまち、AI関連株がNASDAQを押し上げる一方で方向感は分かれる
- JPN225(日経225連動CFD)は続伸、米ハイテク株の底堅さと原油安が支援
- ドル円は横ばい、ドル高基調と介入警戒が交錯し157円台で方向感を欠く
- ユーロドルは続落、ユーロ圏9月消費者信頼感指数が6月以来の低水準でユーロ売り優勢
- ポンドドルは続落、ドル高基調が続くなかポンドは対ドルで軟調推移
- 豪ドル(AUD/USD)は反落、ドル高基調と主要中銀の引き締め警戒が上値を抑制
- カナダドルは対ドルで下落、米加金利差拡大を背景にUSD/CADは1.4065付近まで上昇
- 人民元(USD/CNH)は元安、前日の数年ぶり高値から調整し米中首脳会談を控えて推移
- ゴールド(XAU/USD)は反発、前日までのFed利上げ警戒による下落後に買い戻しが入り下値を支える
- 米現物ビットコインETFに約10億ドル流入、前日の上昇局面では2025年10月以来で最大の日次流入
- ビットコイン(BTC/USD)は小幅反落、ETF資金流入を確認する一方で87,000ドル台の急伸後は上昇一服
ビットコイン/米ドル(BTC/USD)テクニカル分析
ビットコイン(BTC/USD)の日足は、8月後半の急伸後に高値圏での持ち合いを経て、再び上値を試す局面に入っている。LinReg20とLinReg50はいずれも上向きで、価格も両線を上回っていることから、短中期の上昇構造は維持されている。
特に、LinReg50は明確な上向きを維持しており、中期的にも上昇方向へのバイアスが残っている。一方、LinReg200は価格を大きく下回る水準でほぼ横ばいであり、足元の上昇が長期構造全体へ十分に波及したとはまだ判断しにくい。
直近では、大陽線で85,000ドルを上抜いた後、上昇が一服している。価格はKAMA(カウフマン適応移動平均)とVIDYA(可変指数動的移動平均)を明確に上回り、両線も上向きへ転じているため、短期的な価格追随は確認できる。ただし、SMA365(365日単純移動平均)は依然として下向きであり、価格が同線を上回った状態を維持しつつ、SMA365自体が上向きへ転じるかが、長期的なトレンド転換を確認するうえで注目される。
下段のビットコインとNASDAQ100の20日Return相関は約+0.69で、直近ではBTC/USDとNASDAQ100の値動きに正の連動性がみられる。また、ETFフローなど暗号資産固有の需給材料とともに、NASDAQ100を含むリスク資産の方向性を確認したい。

上値は、まず90,625ドルが焦点となり、明確に上抜ければ93,750ドルが次の注目水準となる。一方、下値では85,000ドルを維持できるかが重要で、同水準を明確に割り込む場合は81,250ドル付近までの調整余地に注意したい。
本日の主な経済指標とイベント(9月23日)
- 日本・祝日
- 16:30(日本時間)、ドイツ・製造業PMI/非製造業PMI(9月)
- 17:00(日本時間)、ユーロ圏・製造業PMI/非製造業PMI(9月)
- 17:00(日本時間)、ユーロ圏・総合PMI(9月)
- 17:30(日本時間)、英国・製造業PMI/非製造業PMI(9月)
- 20:00(日本時間)、米国・MBA住宅ローン申請指数
- 22:45(日本時間)、米国・製造業PMI/非製造業PMI/総合PMI(9月)
- Agentic Summit(ETHGlobal Tokyo SideEvent)
- Blockchain Week Bulgaria 2026(~9/25)
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