ゴールド、米利下げ観測と一目雲サポートで4000ドル台を維持

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今週は、米主要経済指標の発表が集中。25日の小売売上高、26日のGDP改定値とPCEがFRBの利下げ判断を左右する重要材料となり、結果次第で相場全体に大きな影響を及ぼす可能性がある。

前週末は米NY連銀のウィリアムズ総裁が利下げの可能性に言及し、金融緩和期待から米株は堅調に推移。一方、ドル売り圧力の強まりで円が買われ、ドル円は反落した。

ゴールドは4000ドル水準を下値支持線として横ばい圏で推移している。テクニカル面では一目均衡表の雲(抵抗帯)に接近しており、今後の方向性を見極める局面を迎えている。

本日は日本市場が休場。欧州では、独IFO企業景況感指数とECBラガルド総裁発言が予定されており、ユーロ相場への影響が注目される。

前日価格変動TOP3

  • BTCUSD   +3.55%
  • WTIUSD    -1.31%
  • CHFJPY    -1.02%

マーケットハイライト

  • NY連銀ウィリアムズ総裁は米利下げの可能性に言及、利下げ観測高まりドル売り先行
  • 米労働統計局は10月CPIの公表を中止と発表、12月FOMCは政策判断が一層難しくなる見通し
  • 米株は堅調、利下げ期待再燃で主要3指数上昇。ダウ493ドル高
  • ドル円反落、利下げ観測と介入警戒で円売り後退
  • ユーロドル続落、一時1.1491ドルまで下落も1.15台回復
  • ゴールドは小幅に下落、4065ドル台を推移
  • 原油は続落、ウクライナ・ロシア和平案報道が材料
  • ビットコインは持ち直し、一時4月来安値の8万ドル試すも現在は8万7000ドル台

ゴールド/米ドル(XAU/USD)テクニカル分析

ゴールドの日足チャートを分析する。直近では、10月20日の高値4381.62ドルから調整が進み、一時的に4000ドルを割り込む場面もあったが、現在は同水準を回復している。

足元では、上昇基調にある厚い一目均衡表の雲に、ローソク足の下ヒゲが触れ始めており、雲のサポートが機能するかが焦点となる。

ローソク足の値幅は収束傾向にあり、転換線が基準線を下回る構図や、遅行スパンがローソク足に接触している点からも、市場は方向性を定めにくい。

RSI(14)は52.13と中立圏にあり、モメンタムの偏りは見られない。

今後は、雲のサポートを保ったまま反発に転じれば上値は4245.14ドルが目標となる一方、4000ドルを明確に割り込めば3886.52ドルが意識される。

【XAUUSD/日足チャート】

下ヒゲが厚い雲に接触している現状では、ここから反発するのか、雲内部に突入して方向感を失うのかが注目される。

今日の経済指標とイベント(11月24日)

  • 日本・休場
  • 18:00(日本時間)、独・IFO企業景況感指数(11月)
  • 23:45(日本時間)、ユーロ・ECBラガルド総裁発言

※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。

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