米市場ではFRBパウエル議長の発言や政府機関閉鎖懸念が意識され、リスク回避の動きが強まった。ドル円は米PMI悪化とFRBボウマン副議長の追加利下げ示唆を受けて続落し、ユーロドルは米金利低下を背景に買いが優勢となった。
ゴールドは地政学リスクとドル軟調を背景に最高値を更新。安全資産需要が一段と強まるなか、テクニカル面ではRSI(14)が78を超え、買われすぎ水準での推移が続いている。
本日は米8月新築住宅販売件数や米石油在庫統計の発表が予定されており、市場の金利・インフレ見通しに影響を与える材料として注目される。特に住宅指標の結果次第では、ドル相場への影響が意識されやすい。
前日価格変動TOP3
- XTIUSD +2.09%
- XAUUSD +0.46%
- BTCUSD -1.00%
NY市場マーケットハイライト
- 米株反落、政府機関閉鎖懸念とFRBパウエル議長発言で警戒感強まる
- 米9月製造業PMIが予想以上に悪化、米長期金利は低下しドル売りが加速
- ドル円続落、米PMI悪化とFRBボウマン副議長の追加利下げ示唆で上値重い展開
- ユーロドル続伸、ドル売り優勢で相対的にユーロ買い進む
- ゴールド最高値更新、地政学的緊張とドル安で安全資産需要強まる
- 原油は反発、対ロシア制裁強化報道で供給懸念強まる
- ビットコイン続落、買い材料不足で軟調に推移
ゴールド/米ドル(XAU/USD)テクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。価格は100SMAで反発した後、ボリンジャーバンドの+2σに沿う形で一貫した上昇を続けている。
足元では、長期上昇チャネルの上限と重なる水準で推移しており、節目となる3800ドルを試す構図が続いている。
オシレーターのRSI(14)は78を上回っており、買われすぎ水準での推移が続く点には留意したい。
続伸した場合の上値は、心理的節目として意識される3800ドルおよび3900ドル、さらにテクニカルな抵抗水準である3828ドルが挙げられる。一方、下値の目安としては3633ドルと3555ドルが下支えとして想定される。

今後、チャネル上限を抜けて3800ドルを明確に上回る展開となれば、一段高も視野に入る。一方で、同水準での攻防が継続する場合、短期的な停滞状態になる可能性もある。
今日の経済指標とイベント(9月24日)
- 10:30(日本時間)、豪・8月消費者物価指数(CPI)
- 17:00(日本時間)、独・9月Ifo景況感指数
- 23:00(日本時間)、米・8月新築住宅販売件数
- 23:30(日本時間)、米・石油在庫統計
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(※この情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。)