ドル円、米利下げ観測で急落も146円後半で方向感探る

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FRBパウエル議長がジャクソンホール講演で金融政策調整の可能性を示唆、9月FOMC利下げ期待が急速に高まった。

米株式市場はFRB議長発言を好感しダウ工業株30種は過去最高値を更新、金融緩和期待で幅広く買いが優勢。

ドル円は利下げ観測強まりで146円後半まで下落、日米金利差縮小を背景に下げ止まりを試す局面となっている。

本日発表の7月米新築住宅販売件数は、住宅市場の金利感応度を示す重要指標でパウエル発言を裏付ける内容となるか注目される。

前日価格変動TOP3

  • AUDUSD   +1.11%
  • EURUSD   +1.01%
  • BTCUSD    -2.35%

NY市場マーケットハイライト

  • FRBパウエル議長がジャクソンホール会議講演で金融政策修正を示唆、9月FOMC利下げ期待でドル全面安
  • 米国株はダウ平均846ドル高で最高値更新、パウエル議長発言を好感し大幅続伸
  • ドル円急落、利下げ期待の高まりでドル売り圧力が強まり円高が進行
  • ユーロドル反発、全般的なドル売りの流れを受け、欧州通貨に買い戻しの動き
  • 原油続伸、株高と供給懸念で買い優勢の展開
  • ゴールド反発、利下げ期待を追い風に資金流入が加速
  • ビットコイン反落、利下げ期待の急騰後に調整売りで上値が重い

米ドル/円(USD/JPY)テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。中期的には上昇チャネル内(青)での推移が継続しているが、直近では短期的な下降チャネル(黄)に沿った軟調な値動きが目立ち、足元では長い陰線を形成し下押し圧力が強まっている。

直近安値は52日移動平均線(52SMA)およびチャネル下限が重なる付近で下げ止まっており、テクニカル的な下値支持として注目される。

RSI(14)は50を下回り、モメンタムは中立圏からやや弱含みに傾いている。

上値の戻り目処は148.50円、149.10円、心理的節目となる150.00円が意識される一方、下値は146.10円および145.30円が次の支持候補となる。

【USDJPY/日足】

今後は、52SMAとチャネル下限(黄)によるサポートが維持されるか否かに注目したい。

今日の経済指標とイベント(8月25日)

  • 英・休場(祝日)
  • 17:00(日本時間)、独・Ifo景況感指数
  • 23:00(日本時間)、米・新築住宅販売件数

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