米EU通商合意と欧州経済減速懸念が強まる中、米の相対的優位でドルが主要通貨に対して全面高。
原油価格は、米EU貿易条項のエネルギー協力期待を背景に急伸。
ポンドドルは、英小売統計の低迷を受け1.34割れで推移。再び下値を試す展開。
本日、米JOLTS求人統計と消費者信頼感指数の発表。労働市場の堅調さを示すデータなら一段のドル高要因となる可能性。
前日価格変動TOP3
- XTIUSD +2.86%
- USDCHF +1.02%
- EURUSD -1.25%
NY市場マーケットハイライト
- ドルが主要通貨に対して上昇、米EU通商合意でリスク回避安心感高まる
- 米株まちまち、ダウ反落もナスダックは史上最高値を更新
- ドル円続伸、米長期金利の上昇に伴う円売りが優勢
- ユーロドル一段安、米EU合意巡る欧州内対立が重荷
- ポンドドル続落、英小売統計に改善見られず、英経済の弱さ意識
- ゴールドは続落、ドル高と安全資産需要低下が重石に
- 原油は大幅反発、米EU合意にエネルギー調達盛り込まれたことを好感
- ビットコイン反落、米金利高とFOMC前の慎重ムード強まる
英ポンド/米ドル(GBP/USD)テクニカル分析
ポンドドル(GBP/USD)の日足チャートを分析する。現在、ボリンジャーバンドのバンド幅が拡大傾向にあり、市場のボラティリティ上昇を示唆している。
価格は、2025年1月から継続してきたサポートライン(赤破線)を割り、下方向への圧力が強まりつつある。RSIは40を下回る水準で推移しており、モメンタムの低下と相場の弱含みを示している。
上値は、1.3589ドルのレジスタンスが戻りの節目として意識される。一方で、1.3306ドルの下値支持を明確に割り込んだ場合、次の下値目途として1.3184ドルまでの調整余地が想定される。

現時点では、サポートライン割れとRSIの弱気示唆を受け、下方向へのリスクが優勢な局面であるが、1.3306ドル付近での価格の下支え有無が注目される局面である。
今日の経済指標とイベント(7月29日)
- 23:00(日本時間)、米・消費者信頼感指数
- 23:00(日本時間)、米・雇用動態調査(JOLTS)求人件数