米市場では政府閉鎖長期化の懸念が強まる中、ベッセント財務長官がGDPへの影響に言及。一方で、米株は主要3指数が揃って史上最高値を更新し、投資家のリスク選好は継続。
ビットコインは続伸し、心理的節目である12万ドルを突破。政府閉鎖下でも早期利下げ期待が支えとなり、長期保有者による売り圧力が緩和された可能性も上昇を後押ししたとみられる。
本日の主要経済指標として、日本の失業率に加え、米9月雇用統計が予定通り発表される見通し。米ISM非製造業景況指数も控えており、金利見通しや為替動向への影響が注目される。
前日価格変動TOP3
- BTCUSD +2.67%
- JPN225 +0.47%
- XTIUSD -1.87%
NY市場マーケットハイライト
- 米ベッセント財務長官、政府機関閉鎖がGDPに打撃の可能性示唆
- 政府閉鎖の影響で米新規失業保険申請件数の発表が延期。9月米雇用統計は予定通り発表される可能性が高いとの報道
- 米株は堅調、米株主要3指数そろって史上最高値を更新
- ドル円下落一服、NY勢のドル買いで一時147.25円まで反発
- ユーロドル続落、新規材料乏しく上値の重さが意識される展開
- ゴールドは6営業日ぶり反落、利益確定売りが優勢
- 原油は続落、OPECプラスの増産報道で供給懸念が下押し圧力
- ビットコイン続伸で12万ドル台へ、長期保有者の売り圧力緩和の可能性
ビットコイン/米ドル(BTC/USD)テクニカル分析
ビットコインの日足チャートを分析する。直近のローソク足は、150EMAと長期上昇チャネル下限(青)が重なる水準で下値を支えられ、反発の動きを見せている。足元の価格は心理的節目である12万ドルを突破し、中期下降チャネル(橙)の上限を試す展開となっている。
現在、移動平均線は10EMA・150EMA・200EMAの順で上から並び、上昇トレンドは継続していると確認できる。ただし、10EMAはやや下降気味で推移しており、トレンドの加速確認には引き続き観察が必要である。
RSI(14)は65台で推移しており、過熱感までには至らないものの、買い優勢のモメンタムが持続していることを示唆している。
上値目標は、12万1875ドルおよび12万3740ドルが目安となる。一方、11万4410ドルおよび11万2200ドルが直近のサポート水準として意識される。

今後は、12万ドル定着の確認と中期チャネル上限の突破の可否が、上値展開の可否を見極める分岐点となる。
今日の経済指標とイベント(10月3日)
- 8:30(日本時間)、日本・失業率
- 16:55(日本時間)、独・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
- 17:00(日本時間)、ユーロ圏・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
- 18:40(日本時間)、ECBラガルド総裁発言
- 21:30(日本時間)、米・雇用統計【予定】
- 22:45(日本時間)、米・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
- 23:00(日本時間)、米・ISM非製造業景況指数
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(※この情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。)