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ゴールド最高値後に大きく揺れる、過熱相場の分岐点か

市場分析
安藤修安藤修
ゴールド最高値後に大きく揺れる、過熱相場の分岐点か

米国ではトランプ大統領がFRBに即時の大幅利下げや新議長の示唆を発言し、金融政策に対する政治的圧力が再燃している。

ゴールドは過去最高値を更新後、一時5100ドルまで急落する場面があった。需給拮抗や過熱感を背景に、短期的な調整局面の可能性が高まっている。

ビットコインは大幅下落。リスク回避の動きが強まり、他の暗号資産も連れ安となった。特に米金融政策の不透明感がリスク資産全般の重石となり、資金流出圧力が広がっている。

本日は日本雇用統計・鉱工業生産に加え、ユーロ圏・加・米GDPやPPI、シカゴPMIが発表。米PPIとPMIはインフレや景況感認識の重要指標。

前日価格変動TOP3

  • XTIUSD    +2.79%
  • JPN225     -0.77%
  • BTCUSD   -5.60%

マーケットハイライト

  • トランプ大統領はFRBに即時大幅利下げ要求、米金利は世界で最も低くあるべきと発言
  • 大阪取引所は金先物で売買一時停止、価格急騰でサーキットブレーカー発動
  • 米株まちまち、ダウ平均は54ドル高・ナスダックは172ポイント安
  • ドル円反落、米10年債利回り上昇基調でドル買い
  • ユーロドルは小反発、一時1.1906ドルまで下押しも底堅く推移
  • ゴールドは小幅反落、高値更新後一時5100ドルに下落も持ち直し
  • 原油は急騰し66ドル台に上昇、イラン情勢巡り緊張意識
  • ビットコインは大幅安、リスク回避続き暗号資産は総じて下落

ゴールド/米ドル(XAU/USD)テクニカル分析

ゴールドの日足チャートを分析する。上昇トレンド自体は維持されているが、直近の値動きは「過熱が一度試された」局面と整理したい。高値圏では上下に長いヒゲを伴う陰線が出現しており、一方向に傾いていた需給が拮抗し始めた兆しがうかがえる。

200日SMA基準のエンベロープでは、+40〜50%帯まで乖離が拡大し、「Zスコア(200)」や「Deviation%(200)」といった統計的指標も異常値に達している。

なお、Zスコア(200)は、終値が200移動平均線からどれだけ乖離しているかを示す指標で、相場の過熱感や反転リスクの検出に用いられる。また、Deviation%(200)は現在値が200移動平均線から何%離れているかを示すシンプルな指標で、テクニカルな加熱・冷却状況を視覚的に把握しやすい。

こうした極端な過熱状態では、利益確定やポジション調整が短時間で進みやすい。実際、海外市場でも最高値更新後の急落は、過熱した買いの巻き戻しと受け止められている。

【XAUUSD/日足チャート】

判断の焦点は上値追いよりも下方向に移る。+50%水準にあたる5680は過熱が極端化した上限として意識され、まずは+40%近辺の5280を維持できるかが重要だ。

ここを割り込み、5000付近で戻りが鈍くなるようなら、乖離修正が進行するかを見極める段階に入る。一方、押し目での反発力が保たれるなら、調整は限定的と評価できる。

今日の経済指標とイベント(1月30日)

  • 8:30(日本時間)、日本・雇用統計(12月)
  • 8:50(日本時間)、日本・鉱工業生産(12月)
  • 9:30(日本時間)、豪・卸売物価指数(10-12月期PPI)
  • 18:00(日本時間)、独・国内総生産(10-12月期GDP)
  • 19:00(日本時間)、ユーロ圏・域内総生産(10-12月期GDP)
  • 22:30(日本時間)、加・国内総生産(11月GDP)
  • 22:30(日本時間)、米・卸売物価指数(12月PPI)
  • 23:45(日本時間)、米・シカゴ購買部協会景気指数(1月)

※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。

ThreeTraderでは、狭いスプレッドと高い約定力で、ゴールドをはじめとする多様な銘柄の取引環境を提供しています。

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