FRBは政策金利据え置きも2名の反対票、パウエル議長発言で9月利下げ観測が後退
ドル円は200SMAと150円の心理的節目が上値抵抗、突破ならブレイクの可能性
本日の日銀政策金利発表と米PCE・米失業保険申請件数を控え、ドル円の変動要因として注目
前日価格変動TOP3
- XTIUSD +1.55%
- EURUSD -1.17%
- XAUUSD -1.66%
NY市場マーケットハイライト
- FRBが利下げ見送り、政策金利4.25~4.50%に据え置きも2名の理事は反対票
- FRBパウエル議長は早期利下げに慎重姿勢、インフレリスク対応は適切と発言
- 米7月ADP雇用統計およびGDPは予想上回る、ドル買いが加速
- トランプ大統領、対ブラジル50%関税に署名
- 米株まちまち、FOMC後のパウエル議長発言受けダウ続落
- ドル円一段高、米金利上昇によるドル買い優勢で149円後半
- ユーロドル続落、ドル買いの流れを反映し1.14ドル付近
- ゴールドは大幅反落、好調な米指標および利下げ観測後退で一段安
- 原油は続伸、対ロシア制裁強化懸念で供給不安が再燃
ドル円(USD/JPY)テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ローソク足は21SMAに下支えられつつ上昇を継続し、現在は200SMA(149.50円付近)および心理的節目の150.00円付近で上値を抑えられており、このゾーンがレジスタンスとして意識される構造となっている。
ATRは緩やかに低下を続けており、相場はボラティリティの縮小局面にある。
足元では21SMAが下から接近しており、価格を支える構造と相まって、上方ブレイクの下地が整いつつある状況といえる。
今後は、200SMAおよび150.00円を明確に上抜ける動きが確認されるかどうかが、ブレイク成立判断のひとつの材料となる。

一方で、147.66円を割り込む場合は短期的な調整局面入りとなり、次の下値水準として146.09円が意識される展開が想定される。
今日の経済指標とイベント(7月31日)
- 未定(日本時間)、日本・日銀政策金利発表
- 10:30(日本時間)、豪・小売売上高
- 15:30(日本時間)、日本・植田日銀総裁 定例記者会見
- 21:00(日本時間)、ユーロ圏・消費者物価指数
- 21:30(日本時間)、カナダ・国内総生産(GDP)
- 21:30(日本時間)、米・個人消費支出(PCE)
- 21:30(日本時間)、米・失業保険申請件数