ビットコインは大手金融参入報道で上昇、9万ドル固めが焦点
OECDが2025〜26年の成長率見通しを上方修正。米株価は前日の急落を受けた反動と年末商戦への期待が相まって反発。
ユーロ圏11月HICP速報値は前年比2.4%と市場予想と一致し、インフレの高止まりを裏付けた。独連銀総裁も「インフレ率はECB目標付近」と述べ、ECBの早期利下げ期待は後退。
ドル円は20日線に支えられつつも、MACDがシグナル線を下回るデッドクロスを形成。短期的な調整局面入りを示唆しており、20日線の維持が短期トレンドの鍵。
本日の注目指標は、米11月ADP雇用統計、PMI、ISM非製造業景況指数など。市場予想に対する結果が年末FOMC見通しとドル金利動向を大きく左右する。
前日価格変動TOP3
- BTCUSD +5.95%
- AUDJPY +0.58%
- XTIUSD -1.58%
マーケットハイライト
- トランプ大統領、次期FRB議長を年初に発表へ。ハセットNEC委員長が有力候補で利下げ観測が強まる
- 独連銀総裁、ユーロ圏インフレ率はECB目標の2%付近で推移と発言
- ユーロ圏HICP速報値、ECBの利下げ不要見解を裏付け
- OECD、米成長率見通しを2025・26年とも上方修正
- 米株反発、前日の大幅下落の反動と年末商戦期待で買い戻し
- 日経225は小反発、前日安への自律反発も上値重い展開
- ドル円反発、米10年債利回り上昇で155円台後半を推移
- ユーロドル小幅続伸、ユーロ圏インフレ高止まりも買い限定的
- ゴールドは反落、1か月半ぶり高値の反動で利益確定売り優勢
- 原油は反落、地政学リスク継続も和平期待に様子見姿勢
- ビットコイン反発、バンガードのETF対応など機関投資家の市場参入観測が支援材料
米ドル/円(USD/JPY)テクニカル分析
米ドル円の日足チャートを分析する。足元では20日EMAに下支えされる形で推移している。ローソク足は長期線である200日SMAを上回り、上方へ伸びていることから、中期的には上昇基調の勢いは維持されている。
RSI(14)は57台と中立圏に位置し、モメンタムの偏りは見られない。ただし、MACDはシグナル線をデッドクロスし、やや調整局面が進んでいることを示唆している。
上昇が再開する場合、まずは156.58円、そして直近高値の157.90円が上値目標となる。また、調整が進行した場合は、154.67円や153.62円が目安となる。

今後は、20日EMAがサポートラインとして機能し続けるかが焦点となる。同線を明確に割り込めば調整入りが色濃くなる可能性があるため、短期トレンドの分岐点として注目したい。
今日の経済指標とイベント(12月3日)
- 9:30(日本時間)、豪・国内総生産(第3四半期GDP)
- 17:55(日本時間)、独・サービス部門購買担当者景気指数(11月PMI)
- 19:00(日本時間)、ユーロ圏・10月卸売物価指数
- 22:15(日本時間)、米・ADP雇用統計(11月)
- 23:15(日本時間)、米・鉱工業生産指数(9月)
- 23:45(日本時間)、米・購買担当者景気指数(11月PMI)
- 24:00(日本時間)、米・ISM非製造業景況指数(11月)
※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。
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