ISM非製造業景況指数の改善が示された一方、雇用指標の軟化を受けてFRB利下げ期待が高まり、株式市場は好反応を示した。経済指標の明暗が分かれ、市場は金融政策の方向性を注視する展開となった。
FRB利下げ観測が強まる中でもビットコインは反落し、再び11万ドルを割り込むなど上値の重さが意識される展開。
本日発表予定の米雇用統計は、FOMC金融政策見通しを左右する重要指標として市場の焦点となっている。結果次第では、金利・為替市場で一段のボラティリティ拡大が予想される。
前日価格変動TOP3
- JPN225 +1.87%
- XTIUSD -0.84%
- BTCUSD -1.72%
NY市場マーケットハイライト
- 米司法省が住宅ローン疑惑でFRBクック理事を捜査開始、ミラン氏の後任承認手続き進む
- 米ISM非製造業景況指数は改善、景気底堅さを示唆
- ADP雇用統計の下振れと新規失業保険申請増加で9月利下げ観測強まる
- 米国株は大幅上昇、FRBの利下げ観測が支え
- ドル円小幅反発、日米金利差の縮小が意識される
- ユーロドル反落、仏政局不信任の可能性浮上でユーロ売り優勢
- ゴールドは反落、最高値更新後の利益確定売りが重しに
- 原油は続落、OPECプラスの追加増産観測で売り優勢
- ビットコイン反落、上値が重く一時11万ドルを割り込む
ビットコイン/米ドル(BTC/USD)テクニカル分析
ビットコインの日足チャートを分析する。価格は長期的に上昇基調で推移してきているが、短期的には調整局面が続いている。
直近のローソク足は21EMAに上値を抑えられる一方、下値は150EMAが支える格好となり、100EMAを中心に方向感を模索する推移となっている。
RSI(14)は40台前半でモメンタムの鈍化を示唆しており、明確な反転の兆しは見られない。
上値の目安は11万2500ドルおよび11万5625ドル、下値は10万7813ドルと10万6250ドルが意識される水準となる。

今後は、150EMAがしっかりサポートできるか否かが、調整継続か反発への転換かを判断する上での重要な分岐点となる。
今日の経済指標とイベント(9月5日)
- 15:00(日本時間)、英・小売売上高
- 18:00(日本時間)、ユーロ圏・域内総生産(GDP)
- 21:30(日本時間)、加・雇用統計
- 21:30(日本時間)、米・雇用統計
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