日経平均、日米政局不透明感と強気トレンドの綱引きが継続

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本日はオーストラリア市場が祝日で休場となる一方、欧州時間には英建設業購買担当者景気指数(PMI)やユーロ圏小売売上高の発表が予定されており、欧州景気動向を占う材料として注目される。

日経225はボリンジャーバンド上限付近でバンドウォークを継続し、上昇トレンドラインに沿った強気基調を維持している。直近は心理的節目の4万6000pt手前で反落しており、短期的な調整余地も意識されるなか、再び4万6000ptを試せるかが注目される。

月間値幅率TOP3(9/1~9/30)

  • XTIUSD     13.07%
  • XAUUSD   12.61%
  • JPN225     10.08%

週次マーケットハイライト

先週の主要動向(9/29~10/3)

  • 米連邦予算の失効により政府機関が一時閉鎖され、約75万人の一時帰休が懸念された。一方、格付け機関は格下げの可能性を否定し、過度な警戒はやや後退した。
  • 重要な米経済指標が相次いで発表され、労働市場の減速感とともに利下げ観測が強まった。なお、米雇用統計の公表は政府閉鎖の影響で時期が不透明となった。
  • 為替市場では、ドル円が150円手前から反落し、米情勢をにらんだ調整局面が続いた。
  • 米株市場は利下げ期待と経済指標への警戒感が交錯するなか、もみ合いながらも高値を更新。ゴールドは政局不透明感や地政学リスクを背景に最高値を更新し、ビットコインも連日の続伸で12万ドルに達した。
  • 日本では4日に自民党総裁選が行われ、政治的安定への期待が高まった。市場は新政権の政策スタンスを見極め、週明けの円相場や株式市場への影響が予想される。

日経平均(JPN225 Index)テクニカル分析

日経225の週足チャートを分析する。足元では青色のボリンジャーバンドが拡張し、+1σと+2σの間を推移するバンドウォークが継続している。

ローソク足はオレンジ色の上昇トレンドラインに沿って上値を試す構図で、相場は強気基調を維持している。

RSI(14)は現在69台で推移しており、トレンドの勢いは保ちながら過熱感(70)へ近づいている。MACDもプラス圏で推移しており、モメンタムの強さを裏付けている。

一方、直近では心理的節目である4万6000pt手前でいったん足踏みしており、短期的には上昇の勢いがやや鈍る可能性もある。上抜けた場合の上値目標は4万7660pt、下値は4万2970ptおよび4万1800ptが支持帯の目安となる。

【JPN225 Index/週足】

今後は、4万6000ptを明確に突破できるか否かが、上昇基調の持続性を測るうえで重要な判断材料となる。

今日の経済指標とイベント(10月6日)

  • オーストラリア休場(祝日)
  • 17:30(日本時間)、英・建設業購買担当者景気指数(PMI)
  • 18:00(日本時間)、ユーロ圏・小売売上高
  • 翌2:30(日本時間)、ユーロ圏・ECBラガルド総裁発言

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(※この情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。)

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