ドル円は底堅さ維持、154.30円付近突破が焦点

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米10月ADP雇用統計は予想を上回る4.2万人増、ISM非製造業指数も8カ月ぶりの高水準を記録。好調な経済指標を受けて米長期金利は上昇、ドル買いが優勢となった。

ドル円は154円台前半で小幅な推移を続けており、上値の重さと底堅さが交錯する展開。米指標の好調がドルを支える一方、154.30円付近では売り圧力も意識される。

本日の英中銀(BOE)金融政策委員会では据え置きが有力視されているが、僅差で利下げ決定の可能性も指摘されている。決定内容次第ではポンド安や12月利下げ観測が強まる可能性がある。

前日価格変動TOP3

  • BTCUSD   +3.48%
  • XAUUSD   +1.28%
  • XTIUSD     -1.37%

NY市場マーケットハイライト

  • 米ADP雇用は予想上回る4.2万人増加、労働市場の減速懸念が後退し米金利は上昇
  • ISM非製造業指数は8カ月ぶりの高水準に上昇、予想超えでドル買い強まる
  • 米株堅調、米経済指標好調で投資家心理改善
  • ドル円反発、上値重くも底堅く推移し154円台前半で小幅な値動き
  • ユーロドル反発、5日続落後の一服もドル選好が重し
  • ゴールドは反発、下値は限定的で押し目買いが支援
  • 原油は続落、原油在庫の増加で売り優勢
  • ビットコイン反発、リスクオフ後退でリスク資産持ち直し

米ドル/円(USD/JPY)テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は長期上昇チャネル(青線)に沿った緩やかな上昇を続けており、直近ではチャネルラインの154.30円付近で推移している。ただし、上値の重さが見られ、明確な上抜けには至っていない。

短期的にはローソク足が10日・25日SMAの上に位置し、オレンジの上昇トレンドラインが下値を支えている。一方、200日SMAは依然として下向きであり、中期的な地合いには慎重な見方も残る。

RSI(14)は64台後半で推移しており、買い優勢ながら過熱感は限定的である。現在の水準では、上昇余地と調整リスクの両面を考慮する必要がある。

上昇が継続する場合は155.00円と155.70円が目標となり、下値は152.70円および152.00円が目安となる。

【USDJPY/日足チャート】

現時点では、154.30円の攻防が焦点となる。チャネルへの挑戦が続くか、それとも調整局面に入るか、短期的な値動きの方向性に注目したい。

今日の経済指標とイベント(11月6日)

(※ 米政府機関閉鎖の影響により、米国指標の一部は発表中止・延期の可能性があります。)

  • 16:00(日本時間)、独・鉱工業生産
  • 21:00(日本時間)、英・中銀(BOE)政策金利
  • 22:30(日本時間)、米・失業保険申請件数

ドル円(USDJPY)に関するスプレッドおよびレバレッジの情報は、ThreeTrader公式サイトでご確認いただけます。

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(※この情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。)

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