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ダウ指数、買い優勢続くも高値圏で上値を探る

市場分析
安藤修安藤修
ダウ指数、買い優勢続くも高値圏で上値を探る

欧州景気の底打ち期待がリスク資産への資金流入を支える一方、米労働市場の減速が景気への警戒を残し、市場は利下げ期待と景気減速懸念を同時に織り込む構造となっている。ドル安と金高が進むなか、地政学要因も高値圏での利益確定を促す要因となっている。

本日の注目はダウ指数(US30)。ダウ指数は長期的な上昇トレンドを維持しつつ、高値圏で買い優勢を保ちながら次の方向性を探る局面にある。リスク選好環境の中でVIXが低下し、株式市場の上昇を反映している一方、実質金利の上昇が上値を抑制しており、強いトレンドと伸び悩みが併存する構造となっている。

本日は米ISM非製造業景況指数やサービス業PMI改定値に加え、欧州では製造業新規受注やPPIなど景気関連指標が相次ぐ。米労働市場の減速がサービス業にも波及しているかが利下げ観測を左右し、米国連休明けで市場参加者が戻るなか、ポジション調整を通じて価格変動が拡大する可能性がある。

前日価格変動TOP3

(※為替・株式・商品など主要資産の動き)

  • JPN225(日経225)                   +2.24%
  • XAU/USD(ゴールド/米ドル)   +1.24%
  • XTI/USD(WTI原油)                 +0.41%

マーケットハイライト

  • 日本財務相が為替介入を改めて警告、無予告型シフト観測も相場の重石に
  • 石油輸出国機構(OPEC)プラス有志7カ国、8月も増産継続
  • 独非製造業PMIは48.6と予想から上振れ、依然として50以下も景気の底打ち感強まる
  • ユーロ圏総合PMIは50、縮小圏の底入れ期待高まる
  • VIXは続落、リスクプレミアム低下で株・金に資金流入
  • ドル指数は軟調、Fed利上げ打ち止め観測でドル売り・他通貨買いが優勢
  • 日経225は反発、円安進行とグローバルリスクオンが支え
  • ドル円は反発、ドル指数は軟調ながら日米金利差を意識した円売りが優勢
  • ユーロドルとポンドドルは上昇、欧州景気底入れ観測が欧州通貨を支援
  • 豪ドルは対ドルで続伸、株高と資源需要期待で高ベータ通貨への資金流入が継続
  • ゴールドは続伸、ドル安で他通貨建て需要が相場を下支え
  • WTI原油は続伸、増産観測が上値を抑えつつもリスクオン局面での資金流入
  • ビットコインは前週末比でほぼ横ばい、週末高値から反落し上値重く推移

ダウ工業株30種平均指数(US30)テクニカル分析

ダウ指数(US30)の日足は、複数のテクニカル指標を総合すると、強い上昇トレンドを維持している。主要なトレンド系指標では、現在値はLinReg(20/50/200)、KAMA、VIDYA、SMA(200)をすべて上回って推移しており、短期から長期まで上昇基調に変化は見られない。

ADX(14)も40台と高水準を維持しており、トレンドの強さが確認できる。一方で、ATR Ratio(14/50)は1.0を下回っており、価格は上昇しているものの値幅の拡大は限定的である。このため、現状は勢いを伴った急伸局面というより、高値圏で上昇トレンドを維持している段階と考えられる。今後さらに上値を伸ばすには、ボラティリティの再拡大が伴うかがポイントとなる。

外部環境では、欧州景気の底打ち期待によるリスク選好が株式買いを支える一方で、実質金利の上昇は上値を抑えやすく、指数全体が一方向に加速しにくい環境が続いている。上値では53,125を終値で明確に上抜けられるかが焦点となり、突破できれば53,900方向への上昇余地が広がる。

【ダウ指数(US30)/日足チャート】

一方、52,345を終値で割り込めば短期調整入りの可能性が高まり、51,940が次の下値目安となる。現在は、ATRやボラティリティの拡大如何が上値突破の可否を左右する局面である。

本日の経済指標とイベント(7月6日)

  • 15:00(日本時間)、ドイツ・製造業新規受注(5月)
  • 17:30(日本時間)、英国・建設業購買担当者景気指数(6月・PMI)
  • 18:00(日本時間)、ユーロ圏・卸売物価指数(5月・PPI)
  • 18:00(日本時間)、ユーロ圏・小売売上高(5月)
  • 22:45(日本時間)、米国・サービス部門購買担当者景気指数(6月・PMI改定値)
  • 22:45(日本時間)、米国・総合購買担当者景気指数(6月・PMI改定値)
  • 23:00(日本時間)、米国・ISM非製造業景況指数(6月)

※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。

ThreeTraderでは、本記事で取り上げたダウ指数をはじめ、主要な株価指数、通貨ペア、貴金属など幅広い銘柄の取引が可能です。

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