ゴールド、4000ドル挟む保ち合い継続

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英中銀は政策金利を4.00%に据え置いたが、金融政策委員会(MPC)の票は5対4と小差で決定された。「緩やかに低下する可能性」との声明もあり、12月利下げへの観測を一段と強めた。

ドル円は、10月のチャレンジャー人員削減数の増加を受けて労働市場への楽観が後退し、ドル売りが加速して反落した。

ゴールドは4000ドルを挟んだ保ち合いが続いている。ドル安・金利低下が支援材料となるも、明確な上放れには至っておらず上値の重さが意識される。

本日はカナダ雇用統計および米ミシガン大学消費者態度指数が注目される。米政府機関閉鎖に伴う統計公表遅延を受け、市場は代替指標への注目を強めている。米雇用統計は未定。

前日価格変動TOP3

  • BTCUSD   -2.62%
  • JPN225     -1.89%
  • NZDUSD   -1.17%

NY市場マーケットハイライト

  • 英中銀は政策金利4%で据え置き決定。MPCでの小差決定とガイダンス修正で12月利下げ観測強まる
  • 10月チャレンジャー人員削減数は、同月22年ぶりの高水準で雇用冷え込みを示唆
  • 米株下落、雇用減速懸念とテック株安でダウは398ドル安。ナスダックは445ポイント安
  • ドル円反落、米金利低下と雇用悪化懸念でドル売り優勢
  • ユーロドルは続伸、米金利低下によるドル安が支えとなるも上値は限定的
  • ポンドドル続伸、英中銀据え置きも利下げ織り込みと米金利低下が上昇を支援
  • ゴールドほぼ横ばい、米金利低下で一時上昇も伸び悩む
  • 原油は続落、カナダの規制緩和観測で供給過剰懸念強まる
  • ビットコイン反落、上値重く10万1000ドル近辺を推移

ゴールド/米ドル(XAU/USD)テクニカル分析

ゴールドの日足チャートを分析する。10月後半の急落を経て、足元では4000.00ドルを中心とする保ち合いが継続している。また、価格は20日SMAの下方で推移しており、上値の重い展開が続いている。

現在の価格帯はエンベロープ下限-2%~-4%帯に位置し、下値では-4%付近が一時的なサポートラインとなっている。

RSI(14)は49台後半と中立圏内にあり、トレンドの勢いは限定的である。MACDはゼロラインに接近し、シグナルとの乖離も縮小していることから、強い方向感から後退している。

今後、上昇に転じた場合は4129.10ドルが目標として意識される一方、下落する場合は3846.60ドル近辺が目安となる。

【XAUUSD/日足チャート】

当面は4000.00ドルを挟む攻防が焦点となり、レンジからの離脱方向が次の局面を左右する展開となる。

今日の経済指標とイベント(11月7日)

  • 22:30(日本時間)、加・雇用統計
  • 24:00(日本時間)、米・ミシガン大学消費者態度指数
  • (未定)米・雇用統計

ゴールド(XAUUSD)に関するスプレッドおよびレバレッジの情報は、ThreeTrader公式ページでご確認いただけます。

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(※この情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。)

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