ドル円は153円台へ、過熱感が意識される局面に

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米9月FOMC議事要旨では、インフレ抑制の重要性が引き続き強調される一方、雇用指標の軟化が意識されており、多くの参加者が利下げを好ましいとする見解を示した。

ドル円は153円台へ突入する局面。米経済の底堅さや日本の政局不透明感が一段の支援材料となっている。加えて、日銀や財務省の円安警戒感も引き続き注視される状況。

NZ準備銀は政策金利を2.5%へ引き下げ。発表直後は下落したものの、その後は巻き返しが入った。市場は緩和姿勢を受け入れつつも、豪州経済への相対的な期待が意識された。

前日価格変動TOP3

  • XAUUSD   +1.43%
  • BTCUSD   +0.72%
  • AUDJPY    +0.62%

NY市場マーケットハイライト

  • 9月FOMC議事要旨、雇用下振れリスクでほぼ全ての参加者が利下げ支持もインフレ上振れリスクを警戒
  • NZ準備銀が政策金利を0.5%利下げ2.5%に、さらに追加利下げも示唆
  • 米株まちまち、ナスダック・S&Pは高値更新もダウはほぼ横ばい
  • ドル円一段高、FOMC要旨のインフレ警戒で買い強まる
  • ユーロドル続落、仏政局による財政悪化懸念が重し
  • ゴールドは高値更新、米政府閉鎖長期化で安全資産需要が継続
  • 原油は反発、地政学リスク根強く、原油相場を下支え
  • ビットコイン堅調、米政府閉鎖長期化で逃避資金が下支え

米ドル/円(USD/JPY)テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。価格は9月末まで20SMAを中心としたもみ合いが続いていたが、直近では急騰し、過去高値を結んだレジスタンスライン(青破線)に到達して上値が抑制される展開となっている。

この上昇局面で20SMAが200SMAを上抜けるゴールデンクロスが形成され、中期的な上昇基調への転換を示唆する構図である。

RSI(14)は71台と過熱圏に達しており、買われ過ぎの水準を示している。一方、MACDはシグナル線を上回り、ヒストグラムも拡大していることから、上昇モメンタムの強さが確認される。

上昇が継続する場合は153.25円および154.50円が上値の目標として意識される。一方、調整局面では150.00円および149.24円が下値の目安となる。

【USDJPY/日足】

今後は、レジスタンスラインを突破できるか、あるいは急騰の過熱感から調整に転じるかが試される局面にある。

今日の経済指標とイベント(未定※)

  • 20:30(日本時間)、ユーロ圏・欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
  • 21:30(日本時間)、米・FRBパウエル議長発言
  • 21:30(日本時間)、米・失業保険申請件数(※)
  • 23:00(日本時間)、米・卸売在庫(※)

ドル円(USDJPY)に関する取引仕様・スプレッド情報は、ThreeTrader公式サイトでご確認いただけます。

公式サイトへ

(※この情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。)

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