ドル円は155円支持で反発局面、156円試す展開も
ドル円は地震と財政懸念による円売りで反発。155円が支持され、156円上抜けが次の焦点。
欧州では、シュナーベルECB専務理事が利上げの可能性を示唆したとの報道で、利下げ観測が後退。
ビットコインは米利下げ期待を背景に反発し、再び9万ドルを回復した。一方、ゴールドは米長期金利の上昇に伴う売り圧力から続落。
本日発表の豪準備銀行(RBA)政策金利は3.60%据え置き予想。インフレ持続で利上げ観測も根強く、声明内容が豪ドルに影響。
ドル円は155円支持で反発局面、156円試す展開も。
前日価格変動TOP3
- BTCUSD +1.38%
- JPN225 -0.54%
- XTIUSD -2.16%
マーケットハイライト
- 日本の2024年名目GDPは基準改定で634兆円に上振れ、実質GDPも上方修正
- ECB高官が「次の政策変更は利上げの可能性」に言及、市場の利下げ観測は後退
- 米ダウ215ドル安、FOMCを控えた高値警戒感と利益確定売りが要因
- 日経225は反落、5万300pt付近を推移
- ドル円続伸、財政悪化懸念と地震警戒で円売り優勢
- ユーロドル下げ渋り、ウクライナ戦争への警戒感も米金利上昇一服で下値を買い戻し
- ユーロ円続伸、ユーロドル連動もドル円下押しで伸び悩み
- ゴールドは続落、米長期金利上昇で売り圧力強まる
- 原油は反落、持ち高調整の売り優勢で58ドル後半を推移
- ビットコイン続伸、米利下げ期待で9万ドルを回復
米ドル/円(USD/JPY)テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。直近は高値圏で調整が続いていたが、現在は155.00円付近で下げ止まり、25日EMAを支持に反発の兆しが見られる。さらに、10日EMAも上抜け、短期的な切り返しの動きも意識される。
オシレーターのROCはマイナス圏にあり、買いの勢いには慎重さがうかがえる。ただし、下値はしっかりと支えられており、今のところ明確な下落転換のサインは出ていない。
上昇が続く場合、まずは156.00円の突破がカギとなる。ここを超えると、次の目標は156.74円、さらに157.90円が意識される。逆に155.00円を割り込むと、154.34円や153.62円付近までの調整リスクも視野に入る。

当面は、156.00円を上抜ければ上昇再開のシグナルとなる一方、155.00円を割り込むと調整局面の深まりが意識されやすく、方向感を探る局面が続いている。
今日の経済指標とイベント(12月9日)
- 9:01(日本時間)、英・英小売連合(BRC)小売売上高調査(11月)
- 12:30(日本時間)、豪・豪準備銀行(RBA)政策金利発表
- 16:00(日本時間)、独・貿易収支(10月)
- 24:00(日本時間)、米・JOLTS求人件数(10月)
※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。
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