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注目の経済指標とイベント(1/5~1/9)

ウィークリー分析安藤修安藤修
注目の経済指標とイベント(1/5~1/9)

年初の為替市場は、ポジション調整と薄商いが交錯する中で、材料への反応が増幅されやすい局面にある。地政学リスクやOPEC+関連の不確実性もあり、投資家心理は不安定で、ボラティリティが上昇しやすい環境にある。

ゴールドとシルバーは、年末にいずれも大陰線を形成し、強含み相場から一転して調整局面入りの可能性が意識される。ゴールドは心理的節目の4000ドルが焦点。シルバーは80ドルの突破失敗が持ち直しの鍵となる。短期的な調整を挟みつつ、金利観測と地政学要因が価格形成に影響を与えやすい局面が続いている。

今週は、1月7日の米ISM非製造業景況指数と1月9日の米雇用統計が最大の注目材料となる。ISMでは価格・雇用指数の強弱がドル相場と金に直結する。一方、雇用統計では非農業部門雇用者数と賃金の強さが焦点で、発表直後の市場は高い変動率が見込まれる

注目の経済指標とイベント(1/5~1/9)

重要な指標・イベント

  • 1月5日(月)米・ISM製造業景況指数(12月)
    週初の景況感と物価圧力を測る基礎データ。新規受注・価格指数の強弱が米金利見通しに影響を与え、ドルの初動との連動が注目される。ゴールドは実質金利、ビットコインはリスク選好の変化との関係が観察点となる。内訳の方向性の揃い方が焦点。
  • 1月7日(水)米・ADP雇用統計(12月)
    雇用統計前の手掛かりとして注目され、賃金・雇用の勢い評価を補強する材料となる。結果の強弱がドル・金利の方向感に影響を与え、ゴールドやビットコインの値動きにも波及が観察される場合がある。 市場予想との乖離幅が要点。
  • 1月7日(水)米・ISM非製造業景況指数(12月)
    サービス部門の景況とインフレの同時点検。価格指数・雇用指数の強弱が利下げ時期の織り込みを左右し、主要資産クラス全般の反応が注目される。特に価格指数の変化率が観察点となる。
  • 1月8日(木)米・新規失業保険申請件数
    労働市場の変調を週次で捉える即時性の高い指標。増減の方向が景気認識と米金利見通しに影響を与え、為替・貴金属・暗号資産の値動きとの連動が観察される。トレンドの継続性が観察点となる。
  • 1月9日(金)米・雇用統計(12月)
    週最大の変動要因。雇用者数だけでなく失業率・平均時給が金融政策の織り込みを左右し、発表直後は各市場で変動幅が拡大しやすい環境にある。初動後の値動きの持続性が観察点となる。

相場のファンダメンタル

前週の為替市場は、年末年始の薄商いの中で流動性が低下し、材料への反応が増幅された。米金利の調整と利益確定の動きが重なり、ゴールドとシルバーは急伸後の反動で大幅に値を下げた。商品市場の調整はリスク資産全般の手仕舞いを促し、ビットコインも方向感を欠く推移となり、ドル円相場は円買い戻しと介入警戒に挟まれた。

今週は、米ISM製造業・非製造業指数、ADP雇用統計、新規失業保険申請件数、米雇用統計が相次ぎ、年明けの米景気と物価の評価が改めて問われる。年末のポジション調整を経て参加者が戻る過程で、指標結果が米金利見通しに与える影響が、ドル相場だけでなく、実質金利に敏感なゴールドや、リスク選好の影響を受けやすいビットコインにも波及しやすい。

市場全体では、年末年始特有の歪みが解消される過程にあり、価格変動は単発の数値よりも、複数指標の整合性や反応の持続性が重視されやすい。為替・商品・暗号資産が相互に影響し合う中で、投資家心理の変化を丁寧に見極める週となる。

テクニカル分析

ゴールド/米ドル(XAU/USD)

ゴールドの週足チャートでは、+2σと+3σの間でのバンドウォークが一服し、4000ドル付近での反発を経て、現在は+1σ〜+2σのレンジ内で推移している。直近では再び大きな陰線が出現し、短期的な調整局面にある。

ボリンジャーバンド(26週)は拡張傾向にあり、トレンド自体は維持されている。

MACDはゼロライン上で上昇を継続しており、モメンタムの優位性を残すが、ローソク足との乖離が拡大している。ADXは72.29と高水準を維持し、+DIと-DIの乖離も拡大している。

下値は4089.50ドルの維持が焦点となり、心理的節目の4000ドルを割り込むと3890ドルが次の下値目処として意識される水準にある。現局面では、バンド内での推移が続くか否かが観察点となる。

【XAUUSD/週足チャート】

シルバー/米ドル(XAG/USD)

シルバーの週足チャートでは、価格は+1σで反発後、+2σを上抜けて上昇したが、80ドル付近の+3σで大陰線を形成し、反落が確認された。ただし、ボリンジャーバンドは拡大傾向を保っており、全体としては上昇バイアスが継続している。

MACDはゼロライン上で急伸し、シグナルとの乖離も大きく、強いモメンタムを示している。ADXも緩やかに上昇を続け、+DIと-DIの乖離が大きいことから、トレンドの持続力が確認できる状態にある。

80ドルの突破可否が次の上昇フェーズ入りの目処となる節目であり、下値は65.60ドルが調整時の最初の下値目処、59.40ドルを割り込むとトレンド継続の見方に再評価が必要となる水準にある。

現局面では、反落後の+2σ維持の可否が観察点となる。

【XAGUSD/週足チャート】

※本記事の情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。また、情報の正確性・完全性について保証するものではありません。

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