ドル円は上昇型レンジ推移、転換局面の兆し

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パウエル議長の後任を巡る動きが意識され、FRBの政策運営に対する不透明感がドル売り圧力となる展開が続く

米主要株指数が最高値更新、投資家心理改善で株買い優勢

米長期金利の低下を背景にドル円は反落し、144円台半ばを中心に方向感を模索する展開

本日は主要中銀総裁の発言集中し、市場のボラティリティ上昇に注意

前日価格変動TOP3

  • XAUUSD   +1.01%
  • AUDUSD   +0.79%
  • NZDUSD   +0.67%

NY市場マーケットハイライト

  • トランプ政権、パウエル議長の後任候補を事前に理事に指名する可能性
  • 米株堅調、ダウ続伸 S&P500とナスダックが最高値を更新
  • ドル円反落、米長期金利の低下が重し
  • ユーロドル続伸、2021年9月以来の高値 1.178ドル付近を推移
  • ゴールド反発、ドル安で代替資産として買い進まれる

米ドル/円(USD/JPY)テクニカル分析

米ドル/円(USD/JPY)の日足チャートを分析する。現在の価格推移は144.36円を中立軸とする上昇型のレンジで推移しており、ボリンジャーバンドの±1σ〜±1.5σ内での反発が継続している。

直近では、バンド下限と下値を支持するトレンドラインが重なる水準に位置しており、テクニカル上の重要なサポート帯となっている。

また、ストキャスティクスは20以下に低下しており、短期的な売られ過ぎを示唆している点も注目される。このため、目先の下押し圧力はいったん和らぎ、反発局面に転じる可能性がある。

なお、ローソク足は高値を切り下げる一方、安値を徐々に切り上げており、値幅が次第に縮小していることから、市場は次の方向性を模索する過渡的な局面にある。

【米ドル/円 日足】

今後は、144.360円を挟んだ収束レンジからの離脱が焦点となり、下方のトレンドライン割れ、もしくは直近高値圏である148.000~148.650円を明確に上抜けた場合、次なるトレンド発生の契機となる可能性が高い。

今日の経済指標とイベント(7月1日)

  • カナダ・休場(祝日)
  •   8:50(日本時間)、日本・日銀短観
  • 18:00(日本時間)、ユーロ・消費者物価指数(HICP)
  • 22:30(日本時間)、主要中銀総裁によるパネル討論発言(パウエルFRB議長、ベイリー英中銀総裁、ラガルドECB総裁、植田日銀総裁ほか)
  • 22:45(日本時間)、米・製造業購買担当者景気指数(PMI)
  • 23:00(日本時間)、米・ISM製造業景気指数
  • 23:00(日本時間)、米・JOLTS求人件数

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