トランプ大統領がEU製品に30%関税表明、EUは報復示唆で米欧の貿易摩擦深刻化懸念広がる
米下院は7/14週をクリプトウィーク(Crypto Week)と位置づけ、仮想通貨に関する3つの主要法案を審議へ
米国の35%関税発表でカナダドルに一時売り圧力も、原油反発とドル動向で大幅下落には至らず
本日発表の日本・機械受注や鉱工業生産の結果を受け、円相場が一時的に変動幅拡大の可能性
前日価格変動TOP3
- XTIUSD +2.66%
- XAUUSD +1.01%
- USDJPY +0.80%
NY市場マーケットハイライト
- トランプ大統領がEU・メキシコ製品に30%関税適用を発表、8月1日から実施へ
- 米6月財政収支は270億ドルの黒字、関税収入が過去最高を記録
- 米株反落、関税策による経済・インフレへの影響を警戒
- ドル円反発、米10年債利回り上昇に連動し上値試す展開
- ユーロドル続落、関税発表受け欧州経済への懸念拡大
- 原油は反発、IEAの需給引き締まり観測とOPECプラスの方針が材料
- ゴールドは3日続伸、貿易摩擦拡大懸念で安全資産需要継続
- ビットコイン新高値更新、Crypto Weekを前に立法期待が市場心理を後押し
米ドル/カナダドル(USD/CAD)テクニカル分析
カナダドルの日足チャートを分析する。カナダドルは3月以降の下落基調が継続しているが、現在は過去の転換点を起点とする長期上昇トレンドライン(青破線)に下値を支えられ、下落圧力は一服している。
直近では価格が徐々に下値を切り上げながら、エンベロープの±0.5%内で狭いレンジを形成している。
米政府によるカナダへの35%関税通知により一時的に動意が強まったが、+0.5%ラインに接触後に反落しており、上値の伸び悩みが観察される。また、ADXは低位で推移しており、トレンドの強さは限定的といえる。
一方、フィボナッチ・リトレースメント23.6%水準にあたる1.3652ドルが下値支持として意識されており、この水準の維持が短期の焦点となる。

今後、価格がエンベロープの上限を明確に上抜け、かつADXが再上昇に転じた場合、上昇方向へのモメンタム強化が示唆される可能性がある。
今日の経済指標とイベント(7月14日)
- 8:50(日本時間)、日本・機械受注
- 13:30(日本時間)、日本・鉱工業生産
- 21:30(日本時間)、カナダ・卸売売上高
- 22:00(日本時間)、英・BOEベイリー総裁発言