ドル円下値堅く推移、147 円試す展開

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トランプ大統領によるBRICSへの関税予告とパウエル議長交代示唆で、市場は貿易と金融両面の不透明感からセンチメントが悪化

ドル円は147円試す展開、100EMA上抜けで下値の堅さを確認

豪中央銀行(RBA)は政策金利を3.85%で据え置き、豪ドルは予想外の決定を受け急伸

今夜(午前3:00)FOMC議事録公表、利下げ時期への手がかりが焦点

前日価格変動TOP3

  • AUDJPY    +0.92%
  • AUDUSD   +0.60%
  • XAUUSD    -1.00%

NY市場マーケットハイライト

  • トランプ大統領、パウエル議長に辞任要求の可能性示唆
  • 米政権、BRICS諸国に10%関税予告で貿易摩擦懸念再燃
  • NYダウは続落、貿易政策への警戒感が継続
  • ドル円は続伸、関税政策とFRB利下げ観測の後退で円売り優勢
  • 豪ドル反発、豪中銀が予想外の据え置きで買い進行
  • ゴールド反落、ドル高進行とFOMC議事録控え売り優勢に
  • 原油は続伸、製油所トラブルとディーゼル高騰が支援材料

ドル円(USD/JPY)テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円はこれまで上値を切り下げる展開が続いていたが、直近ではチャート下部の右上がりトレンドラインに沿って安値を切り上げており、足元では下値の堅さが意識されている。現在は、100EMAを上抜け、147円を試す局面にある。

一方で、オシレーター系指標であるADXは低位にあり、現時点では明確なトレンドの発生には至っていない。ただし、RSIは60付近で推移しており、安定的な買い圧力があることを示唆する。全体的にはやや上昇バイアスを含んだレンジ相場が続いていると解釈できる。

【ドル円/日足】

今後、147円を上抜ける展開となれば、上昇トレンドへの動意が強まる可能性がある。逆に、反落する展開となれば、下値目安として144.81円付近までの調整が想定される。

現時点では、ブレイクの方向を判断するには慎重さが求められ、依然として明確なトレンドを模索している段階にある。

今日の経済指標とイベント(7月9日)

  • 11:00(日本時間)、ニュージーランド・中銀政策金利
  • 23:30(日本時間)、米・原油在庫
  • 翌3:00(日本時間)、米・FOMC議事録公表

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