トランプ大統領はFRBに対し「1%以下への利下げ」を連日要求、米金融政策の不透明感が強まる。また、ロシアに停戦合意を迫り関税警告を発したことで地政学リスクが再燃
ビットコインは12万ドル台に上昇、暗号資産法整備の進展期待で連日の最高値更新
USDCHFは下降トレンド継続、三角持ち合い収束局面で0.7984ドルが目先の抵抗として意識される展開
本日21時30分発表の米6月CPIが焦点、上振れなら一段のドル買い加速の可能性
前日価格変動TOP3
- BTCUSD +0.60%
- NZDUSD -0.57%
- XTIUSD -2.79%
NY市場マーケットハイライト
- トランプ大統領がFRBに政策金利「1%以下」への利下げを強く要請
- 米大統領、ロシアが停戦合意しなければ100%の関税発動を明言。地政学リスク再燃
- 米株堅調、ダウ平均88ドル高。関税交渉期待が支え
- ドル円続伸、3週間ぶり高値更新 147.70円付近。米通商政策が引き続き影響
- ポンドドル続落、英中銀ベイリー総裁が利下げ示唆で下落圧力
- 原油は反落、EUへの関税表明で需要減懸念が重荷
- ビットコイン史上最高値を更新、一時12万3000ドル超
- ゴールドは連日の上昇局面から一服、利益確定売り優勢
米ドル/スイスフラン(USD/CHF)テクニカル分析
スイスフランの日足チャートを分析する。全体として下降トレンドが継続するなか、下値を切り上げつつ三角持ち合いを形成しており、現在はその収束局面に位置している。
直近では、フィボナッチ23.6%戻しにあたる0.7984ドルで上値を抑えられており、上方には21日移動平均線(21EMA)および下降トレンドラインが控えている。
ADXは水準として34前後と一定のトレンドの強さを示しているものの、低下傾向が続いており、価格の下落基調に対して勢いの鈍化が確認される。一方、RVIは0ラインを下方から上抜けており、モメンタムの反転初動を示唆している。
仮に、持ち合いを上方にブレイクした場合は0.8054ドル(38.2%戻し)付近までの上昇余地が意識される。逆に下方へブレイクした場合は、0.7872ドルおよび0.7813ドルが支持水準として注目される。

なお、週足チャートでは価格が下落基調を維持する一方で、Momentum、MFI、CHOなどの複数指標において上昇ダイバージェンスが認められ、トレンド転換の可能性を示唆している。日足レベルで三角持ち合いの上抜けが定着すれば、週足での反転シグナルと整合的な展開となる可能性がある。
今日の経済指標とイベント(7月15日)
- 9:30(日本時間)、豪・ウエストパック消費者信頼感指数
- 18:00(日本時間)、独・ZEW景況感指数
- 18:00(日本時間)、ユーロ・鉱工業生産
- 18:00(日本時間)、ユーロ・ZEW景況感指数
- 21:30(日本時間)、米・消費者物価指数(CPI)
- 21:30(日本時間)、米・ニューヨーク連銀製造業景気指数
- 21:30(日本時間)、カナダ・消費者物価指数(CPI)
- 翌5:00(日本時間)、英中銀ベイリー総裁講演