NY連銀の10月製造業指数は10.7と市場予想を上回り、マイナス域から大きく回復した。
米ドル指数(USIDX)は99を下回って推移。テクニカル面では10日EMAおよび100日EMAが下支えする構図となっており、下値を模索する展開。
ゴールドは米中貿易摩擦再燃によるリスク回避の動きから続伸し、年初来高値を更新。一方、ビットコインは調整局面で11万ドルを試す展開となっており、リスクオフムードが上値を抑える形となっている。
本日公表のフィラデルフィア連銀指数は、米政府閉鎖によるデータ不足の中、利下げ見通しを巡る市場の注視が集まる。
前日価格変動TOP3
- JPN225 +2.20%
- XAUUSD +1.58%
- BTCUSD -1.64%
NY市場マーケットハイライト
- NY連銀指数が10.7に改善、予想を上回りプラス圏入り
- 米株まちまち、変動続く中でダウ小反落・ナスダックは反発
- ドル円続落、FRB理事発言やベージュブックでドル売り
- ユーロドル続伸、仏政治不安の後退で底堅く推移
- ゴールド続伸で高値更新、米中貿易摩擦懸念から安全資産買い優勢
- 原油は続落、米中貿易摩擦再燃による需要減懸念が重し
- ビットコイン続落、米中関係への懸念が上値を圧迫
- 米ドル指数、利下げ期待を背景に上値重く99を割り込む
米ドル指数(USIDX)テクニカル分析
米ドル指数の日足チャートを分析する。10日EMAが52日EMAを上抜けたことにより、テクニカル的には短期的な上昇基調が意識されている。ただし、現在は上昇チャネルの上限に接触した後に陰線を形成し、99.00を割り込んだ。
一方、足元ではローソク足が100日EMAおよび10日EMAに支えられており、この水準がサポートラインとして機能するか否かが、今後の方向性を左右する重要な局面といえる。
RSI(14)は54台半ばで中立圏に位置し、直近ではやや水準を下げており、過熱感は見られない。
上値の目安としては、直近の戻り高値である99.60および100.00付近が意識される。一方で、下値は98.00および97.65付近が目安となる。

今後は、100日EMAおよび10日EMA両線付近での下支えの有無が、相場の方向性を決定づける局面として注目される。
今日の経済指標とイベント[未定※]
- 9:30(日本時間)、豪・雇用統計
- 15:00(日本時間)、英・国内総生産(GDP)
- 21:30(日本時間)、米・小売売上高[※]
- 21:30(日本時間)、米・生産者物価指数(PPI)[※]
- 21:30(日本時間)、米・フィラデルフィア連銀景況指数
- 21:30(日本時間)、米・失業保険申請件数[※]
- 翌1:00(日本時間)、米・原油在庫量[※]
- 翌1:00(日本時間)、ユーロ圏・ECBラガルド総裁発言
米ドル指数(USIDX)に関する取引仕様・スプレッド情報は、ThreeTrader公式サイトでご確認いただけます。
(※この情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。)