ユーロドル、エリオット波動転換局面か

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6月米CPIは前年比+2.7%で1月来の大幅上昇となり関税影響が意識されFRBの利上げ観測後退

ユーロドルは高値で反落、エリオット波動第5波完了の可能性、短期的な下落リスクに注意

本日21:30に米生産者物価指数が発表予定でインフレ見通しとドル相場に影響も

前日価格変動TOP3

  • USDJPY   +0.75%
  • EURUSD   -0.51%
  • BTCUSD   -3.23%

NY市場マーケットハイライト

  • 6月CPIは前年比2.7%、市場予想どおりもインフレ再加速が意識される
  • メキシコ大統領、米関税対応で期限内合意なければ報復措置を示唆
  • 米株ダウは反落、インフレ懸念と金利上昇で主力株に売り、ナスダックは最高値更新
  • ドル円続伸、米CPI発表後のドル買いが加速し一時149円台に急伸
  • 原油は続落、関税の影響による需要減懸念が材料
  • ビットコイン反落、インフレ高止まりと利益確定売りに押される展開
  • ゴールド反落、ドル高および10年債利回り上昇で上値重い

ユーロ/米ドル(EUR/USD)テクニカル分析

EUR/USDの日足チャートを分析する。ZigZagインジケーターを基にエリオット波動構造を暫定的にカウントすると、上昇第5波はMMC(Murrey Math Channel)の+1/8ライン(白線)付近でピークを形成した可能性が高い。この水準でローソク足は反落に転じており、上昇一巡後の調整局面入りが示唆される。

オシレーター指標であるDeMarker(14)は第4波以降、価格上昇に対して一貫した低下を示しており、ベアリッシュ・ダイバージェンスが発生している。このことは第5波の勢いが減衰していることを示唆し、天井圏の可能性を強める要因といえる。

現時点では21EMAを下抜け、MMC7/8が下値支持として機能しているが、仮にこれを割り込む場合、52EMAおよびMMC6/8(1.1475ドル付近)が次のサポート候補として浮上する。

【ユーロ/米ドル 日足】

波動構造が第5波で完了したとの前提に立てば、現在は修正波への移行初期段階にあると見なせる。当面は、MMC6/8(1.1475ドル付近)のサポート維持の可否が短期的なトレンド転換の先行指標として注視される局面にある。

今日の経済指標とイベント(7月16日)

  • 15:00(日本時間)、英・消費者物価指数(CPI)
  • 21:30(日本時間)、米・生産者物価指数
  • 22:15(日本時間)、米・鉱工業生産指数
  • 23:30(日本時間)、米・石油在庫統計
  • 翌3:00(日本時間)、米・米地区連銀経済報告[ベージュブック]

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