FRB高官による利下げ支持発言が相次ぎ、10月FOMCでの追加緩和観測が強まった。これを受けて米金利は低下し、ドル円は続落。ドル円は調整局面入りしており、150円が心理的サポートとして意識される。
ビットコインはETFからの純資金流出とリスク回避の流れで大幅に下落し、暗号資産全体に弱気ムードが波及。ゴールドは上昇し最高値を更新、安全資産としての需要が加速した。
本日発表のユーロ圏HICPは、ECBの政策スタンスに直結する注目指標。米政府閉鎖下で指標発表に不透明感が残る中、ドルへの影響も意識され、市場は敏感に反応する可能性がある。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +2.81%
- XTIUSD -2.33%
- BTCUSD -2.95%
NY市場マーケットハイライト
- 複数のFRB高官が相次ぎ利下げ支持、10月FOMCで追加緩和観測強まる
- 日銀植田総裁、見通しの精度次第で引き締め調整に言及
- 米株は下落、ダウは300ドル超安・ナスダックも続落でリスク回避の売りが加速
- ドル円続落、米金利低下と利下げ観測で円買い優勢
- ユーロドル続伸、米金利低下受け1.16ドル台後半へ上昇
- ゴールドは続伸、地政学的リスクと金融緩和期待で安全資産買い継続
- 原油は反落、米在庫予想外の増加が重し
- ビットコイン続落、ETFからの純資金流出とリスク回避の動きが拡大
米ドル/円(USD/JPY)テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。10月2日以降、連続陽線による急騰が展開されたが、足元では大陰線が出現し、短期的な調整局面に入っている。
ただし、ローソク足は依然として各SMA(移動平均線)の上で推移しており、特に25日SMAおよび52日SMAが200日SMAを上抜けたことで、中期的な上昇基調は維持されていると考えられる。
RSI(14)は50台前半で推移しており、直近の過熱感は一服している。
上値の目標としては、戻り局面において152.30円および153.10円付近が意識される。一方、調整がさらに進行する場合は心理的節目となる150.00円、次いで149.20円付近が下値の目安となる。

今後は、急騰後の値動きの落ち着きとともに、150.00円の水準が下値支持として意識されるかが注目される。
今日の経済指標とイベント(10月17日)
(※ 米政府閉鎖の影響により、米国指標の一部は発表中止・延期の可能性があります。)
- 18:00(日本時間)、ユーロ圏・消費者物価指数(HICP)
- 21:30(日本時間)、米・住宅着工件数
- 22:15(日本時間)、米・鉱工業生産指数
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※この情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。