米6月小売売上高は前月比+0.6%と予想上振れ、FRB利下げ観測の後退でドル買い優勢
ドル円は参院選前の不透明感と追加関税警戒から円売り圧力が強まり反発基調、150円が次の主要レジスタンス
本日発表の米ミシガン大消費者信頼感指数は市場心理を左右、リスク選好の動向に注目
前日価格変動TOP3
- XTIUSD +1.35%
- BTCUSD -0.55%
- AUDUSD -0.59%
NY市場マーケットハイライト
- 米6月米小売売上高は予想上振れ、米景気の底堅さ確認でFRB利下げ先送り観測強まる
- 米株ダウ続伸、ナスダックとS&P500は史上最高値
- ドル円反発、参院選控えた不透明感と関税合意懸念で円売り圧力
- ユーロドル反落、米金利動向がユーロドルの下押し要因に
- 豪ドル反落、6月豪雇用統計が低調、RBA利下げ観測強まる
- 原油は反発、中東有事リスク報道と米景気好調が価格を支える
- ビットコイン反落、FRB利下げ観測後退が上値を抑制
- ゴールドは反落、ドル高・米債利回り上昇で売り優勢
米ドル/円(USD/JPY)テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。チャートではトリプルボトムが形成され、現在価格は148.79円付近に位置している。200SMMA(平滑移動平均線)は支持線として機能しており、足元ではこの水準を上抜ける動きを見せている。150SMA(単純移動平均線)は、トリプルボトムの両端に位置する高値を結ぶ形で推移しており、次のレジスタンスとなっている。
オシレーター系指標のRSIは上昇基調を示しており、価格の上昇とRSIの動向が整合している。これにより、買い優勢の傾向を示唆している。

今後、200SMMAに続き150SMAを上抜ける展開となれば、上昇トレンドへの転換が視野に入る。上値の目処としては、心理的節目となる150.00円のラウンドナンバーが重要なレジスタンスラインとなる。一方で、下値は146.89円がサポート水準として機能するかを注視したい局面である。
今日の経済指標とイベント(7月18日)
- 8:30(日本時間)、日本・消費者物価指数(CPI)
- 21:30(日本時間)、米・住宅着工件数
- 23:00(日本時間)、米・ミシガン大学消費者信頼感指数