ユーロドル堅調推移も過熱感から調整の兆し

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米上院が減税・歳出削減法案を可決。財政赤字拡大への懸念も一部で指摘され、為替市場では一時ドル安が進行

トランプ大統領が「日本との貿易交渉は困難」と発言、高関税の可能性も示唆し通商政策への不透明感が強まる

ユーロドルは中期上昇トレンド継続もRSI70超で過熱感に要警戒

本日ADP雇用者数・ECBラガルド総裁発言などが予定され、ボラティリティ上昇に注意

前日価格変動TOP3

  • XAUUSD   +1.06%
  • USDCAD   +0.30%
  • BTCUSD    -1.93%

NY市場マーケットハイライト

  • 米上院がトランプ大統領の減税・歳出法案を僅差で可決
  • トランプ大統領、日本との貿易交渉は合意困難と発言
  • NYダウが4営業日続伸、400ドル超上昇
  • ドル円続落、米10年債利回り低下でドル売り先行
  • ポンドドル続伸、2021年10月以来の高値を更新
  • ゴールド続伸、ドル安が代替資産需要を後押し
  • ビットコイン反落、一目均衡表の雲が支え 対ドルで10万5900ドル前後

ユーロ/米ドル(EUR/USD)テクニカル分析

ユーロ/米ドル(EUR/USD)の日足チャートを分析する。6月19日以降、陽線が連続して形成されており、相場は一本調子で上値を試す展開が続いている。

21日および52日移動平均線(21EMA・52EMA)はいずれも上向きで、かつ並行して推移しており、中期的な上昇トレンドが明確に示唆される。現在のローソク足は両EMAの上方に位置しており、これらの移動平均線が相場の下支えとして機能している状況がうかがえる。

オシレーター系指標では、RSIが70を上回って推移しており、テクニカル指標上は、市場の過熱感を示唆する兆候が表れている。また、CCI(14期間)は高値圏での推移が続く一方、価格の上昇に対して指標のピークは切り下がっており、弱気のダイバージェンスが確認される。このため、短期的には上昇の勢いが鈍化しつつある可能性にも注意が必要である。

【ユーロ/米ドル 日足】

今後の上値目標としては、まず1.18080ドルのレジスタンス突破が焦点となり、これを上抜けると次のターゲットは1.19130ドルが視野に入る。反対に調整が入る場合には、1.16390ドルおよび1.14700ドル付近が下値のサポート帯として注目される水準となる。トレンド自体は依然として上向きであるが、過熱感とモメンタムの鈍化には警戒が必要な局面である。

今日の経済指標とイベント(7月2日)

  • 10:30(日本時間)、豪・小売売上高
  • 20:00(日本時間)、米・MBA住宅ローン申請指数
  • 21:15(日本時間)、米・ADP雇用者数
  • 23:15(日本時間)、ユーロ・ECBラガルド総裁発言
  • 23:30(日本時間)、原油在庫量

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