ユーロドル、一目雲先高もドル堅調で戻り限定的

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トランプ大統領による対中関税に関する軟化示唆が伝わり、過度な米中リスクへの警戒感は一時的に後退した。本日発表の中国第3四半期GDPは、米中貿易摩擦下での経済の実態を測る重要指標として注目される。

ドル円は一時149円台前半まで下落し、再び150円付近が攻防ラインとして意識される展開。本日は、月中旬の決済期を迎える輸入企業のドル買い実需が流入しやすく、需給面からの円安圧力にも留意が必要である。

ユーロドルは堅調な米経済を背景としたドル買い優勢の流れに上値を抑えられ、戻りは限定的。テクニカル面では、一目均衡表の雲上限を試す展開が続いており、上抜け定着の成否が中期的な上昇転換の可否を左右する局面となっている。

価格変動TOP3

  • BTCUSD   +1.72%
  • JPN225     +0.52%
  • XAUUSD   -1.82%

マーケットハイライト

  • トランプ大統領、対中輸入品への100%追加関税を持続不可能と軟化発言
  • 米株3指数が反発、地銀不安を米金融機関の好決算で緩和
  • ドル円小反発、一時149円前半まで下落も売り一巡後は底堅く推移
  • ユーロドルは反落、米金利上昇でドル買い優勢
  • ゴールド反落、高値圏警戒と米中対立懸念の後退が下押し要因に
  • 原油は反発、前日終値を挟んで小幅に推移
  • ビットコイン反発(19日)、11万ドル割れも200日移動平均線は回復

ユーロ/米ドル(EUR/USD)テクニカル分析

ユーロドルの日足チャートを分析する。ローソク足は長期的にはチャネルラインに沿って上昇してきたが、直近では調整局面を迎え、一目均衡表の雲下限付近からの回復を見せている。

また、雲は厚みを増しながら上向きの形状を維持しており、中期的なサポート機能が働く構図である。ただし、依然として転換線は基準線を下回っている。

足元では基準線と52日SMAが上値を抑える一方、転換線と100日SMAが下値を支える形で、価格は両指標に挟まれた持ち合い状態にある。

RSI(14)は50付近で推移し、わずかに持ち直しの兆しを見せているもののモメンタムは中立圏にある。

反発局面が進めば、1.1780ドルおよび1.1840ドルが戻りの目安となり、下落継続時は1.1540ドル、さらに1.1470ドル付近が下値候補として意識される。

【EURUSD/日足】

今後は上値抵抗帯を明確に突破できるか、あるいは下値支持を割り込むかが、方向性を決定づける重要な分岐点となる。

今日の経済指標とイベント(10月20日)

(※ 米政府閉鎖の影響により、米国指標の一部は発表中止・延期の可能性があります。)

  • 11:00(日本時間)、中・国内総生産(GDP)
  • 23:00(日本時間)、米・9月景気先行指標総合指数

ユーロドル(EURUSD)に関する取引仕様・スプレッド情報は、ThreeTrader公式サイトでご確認いただけます。

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(※この情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。)

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