市場では米中首脳会談への期待を背景にリスク選好地合いとなった。NECハセット委員長が「今週中の政府閉鎖終結の可能性」に言及したことも安心感を誘い、米国株式市場の主要指数を押し上げた。
為替市場ではドル円が続伸し、高市新政権発足への期待や米中リスクの一部後退を背景に円売り優勢となっている。
ビットコインは上昇し、11万ドル水準での攻防が継続。米中首脳会談への期待に加え、日本における規制緩和の報道が買い材料となっている。
本日予定されるECBラガルド総裁の発言に対し、市場は金融政策の方向性に関する発言を注視している。追加的な政策スタンスの変化に敏感に反応する可能性がある。
前日価格変動TOP3
- JPN225 +3.00%
- XAUUSD +2.59%
- BTCUSD +1.94%
NY市場マーケットハイライト
- 米中首脳会談見通しでリスク選好強まり、株・為替に波及
- 米NECハセット委員長、今週中に米政府閉鎖終結の可能性に言及
- 米株ダウ大幅続伸、政府閉鎖解除観測と対中協議進展期待で515ドル高
- ドル円続伸、高市新首相確実視と対中合意期待で円売り優勢
- ユーロドル続落、S&P仏格下げと財政不安で売り圧力継続
- ゴールドは反発、ガザ空爆受け安全資産需要高まる
- 原油は小反落、米中対立懸念と供給過剰見通しが重し
- ビットコイン続伸、米政策進展の楽観と日本の規制緩和報道で買い
ビットコイン/米ドル(BTC/USD)テクニカル分析
ビットコインの日足チャートを分析する。価格は52日SMAおよび25日SMAに戻り上値を抑えられ、心理的節目の11万ドル水準を一時割り込んだ。ただし、200日SMA付近で反発し、現在は同水準を回復しつつある。
RSI(14)は40台半ばと中立圏下部にあり、持ち直しの兆しはあるものの、依然としてモメンタムは鈍い。ADX(14)は低下傾向にあり、+DIと-DIが接近していることから、方向感の乏しさが示唆される。
上昇局面では11万7190ドルと11万9340ドルが上値目標となる一方、下落再開の場合は10万4690ドルおよび10万2570ドルが下値目安となる。

今後は、11万ドル水準を明確に維持できるかが焦点となる。
今日の経済指標とイベント(10月21日)
- 20:00(日本時間)、ユーロ圏・ECBラガルド総裁発言
- 21:30(日本時間)、加・9月消費者物価指数(CPI)
ビットコインに関する取引仕様・スプレッド情報は、ThreeTrader公式サイトでご確認いただけます。
⇒ 公式サイトへ
(※この情報は市場の動向をご紹介するもので、投資の推奨や勧誘を行うものではありません。)