アトランタ連銀ボスティック総裁がインフレ懸念を強調、年内利下げは1回と発言
米国債格下げと貿易摩擦懸念が塩害を誘発、ドル円は144.82円まで下落
EUR/USDは一目均衡表転換線を上抜けたものの、下降トレンドラインが上値を抑制し、保ち合い収束中
ポンドドルは英EU合意報道を受けて上昇し、1.3362ドルまで買われる展開に
ビットコインはリスク回避需要と需給改善を背景に、1月以来の高値圏で堅調に推移
価格変動TOP3
- XAUUSD +1.02%
- AUDUSD +0.88%
- EURUSD +0.74%
NY市場マーケットハイライト
- ボスティック総裁、年内利下げは1回と発言、関税によるインフレ懸念
- 米株式相場続伸、米格下げ売りも金利低下で買い戻し主導
- ドル円下落、米国債格下げと貿易摩擦懸念が圧迫 144.82円付近
- ユーロドル反発、テクニカル要因に上値抑えられる
- ユーロ円反発、高値163.38まで上昇後に失速 ユーロドル伸び悩みが重し
- ポンドドル上昇、英・EUとの合意報道が支援
- ビットコイン続伸、リスク回避と需給両面で1月以来の高値圏を推移
ユーロドル/米ドル(EUR/USD)テクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。現在の価格は一目均衡表の転換線(赤実線)をわずかに上抜けた水準で推移しており、フィボナッチ・リトレースメント(青点線)の38.2%に戻されている。同水準は過去に支持帯として機能したテクニカル上の節目価格である。
足元では50日移動平均線(青実線)が下値を支える一方で、4月21日高値を起点とする下降トレンドライン(赤破線)が上値を抑えており、価格は上下に挟まれながら収束している。
ローソク足の実体も比較的小さく、明確な方向感は乏しい。
また、RSIは中立水準である50前後を横ばい推移しており、モメンタムにも顕著な偏りは見られない。全体としては収束型の保ち合い局面にあり、上下いずれにもブレイクの可能性がある。

現状、転換線を上回って終値を迎えている点は、買い圧力がやや優勢となりつつある兆候と解釈できる。上方ブレイクの有無が今後の方向性を見極める上での重要な分岐点となろう。
今日の経済指標とイベント(5月20日)
- 13:30(日本時間)、豪・中銀政策金利
- 21:30(日本時間)、カナダ・消費者物価指数(CPI)
- 23:00(日本時間)、ユーロ・消費者信頼感