原油価格が5日ぶりに反発し、74ドル付近で推移している。市場は米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演を注視しており、利下げペースに関する発言に注目が集まっている。ドル円は144.45円を安値に反発し146円台に回復したが、10日移動平均線を上抜けできていない。他の通貨ペアも同様にドル高の影響を受けている。原油の需要減少による価格下落が続いており、テクニカル分析では72ドル台での反発が見られるが、パウエル議長の発言次第では更なる下落の可能性もある。本日は日本の全国コアCPI、パウエル議長の発言、英中銀総裁の発言など重要な経済指標とイベントが予定されている。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD -1.09%
- USDJPY +0.65%
- AUDUSD -0.53%
NY市場マーケットハイライト
- 米失業保険申請件数は小幅増加、労働市場は緩やかに縮小
- 米パウエル議長の講演に今夜注目、利下げペースに関して言及するか
- パウエル議長は慎重姿勢を示す可能性大、0.25%程度の利下げを繰り返すか
- ドルインデックスは5日ぶりに反発、調整の動き
- ドル円は反発、144.45円を安値に反発し146円台に回復
- ドル円は10MAを上抜けできず、今夜のFRB議長の講演待ち
- ユーロドルはドル高で高値圏で反落、10MAまでは調整の可能性
- ポンドドルは英経済指標が良好で上昇、1.314ドルに接近
- 豪ドルは反落、高値更新できず雲の中に戻る
- ゴールドは2485ドルまで反落、RSIでダイバージェンス
- 原油は5日ぶりに反発、74ドル付近で推移
- 原油は需要減少による価格下落、FRB議長の講演待ち
原油テクニカル分析
原油の日足チャートを分析する。原油は過去に何度も反発している72ドル台に接近しており、昨日は反発した。原油の需要減少によって価格の下落が継続している。本日のFRB議長の講演で利下げ慎重姿勢が示唆されれば、72ドルを割り込む可能性もある。

RSIは41となっており、下落余地はまだありそうだ。上値には下降トレンドラインが推移しており、一目均衡表の転換線や基準線も推移しているなど重たい。
今日の経済指標とイベント(8月23日)
- 8:30(日本時間)、日本全国コアCPI
- 23:00(日本時間)、FRBパウエル議長発言
- 深夜0時(日本時間)、英中銀総裁発言