米市場では、ポンドドルが直近高値を更新し大幅上昇した。今週はゴールド(+1.05%)、ポンドドル(+1.02%)が上昇、ドル円(-1.10%)が下落した。
ダラス連銀製造業指数は大幅悪化し2020年5月以来の低水準となった。米中貿易交渉の未実施により原油価格が下落、関税の影響が米製造業を直撃している。ドル売りが強まりドルインデックスは下落、一方でポンドドルは貿易交渉への期待感から買われた。
テクニカル面では、ポンドドルが転換線付近で反発し高値を更新、52日移動平均線での反発と上昇トレンドの継続が確認された。
今週の価格変動TOP3
- XAUUSD +1.05%
- GBPUSD +1.02%
- USDJPY -1.10%
NY市場マーケットハイライト
- ダラス連銀製造業指数が大幅に悪化、2020年5月以来の低水準
- 米中の貿易交渉は未だ実施されず、原油価格が下落
- 関税の影響が米製造業を直撃、今週のハイテク企業決算に注目
- ドルインデックスは下落、企業決算を警戒しドル売りが強まる
- ドル円は142.15円付近に下落、ドル売り背景に売り圧力が強い
- ユーロドルは上昇、再び転換線を上回るかどうかに注目
- ポンドドルは大きく上昇、高値更新
- 貿易交渉に注目され、最も期待感があるポンドドルが買われたか
- ゴールドは終盤で上昇、大きな下ヒゲを形成
ポンドドルテクニカル分析
ポンドドルの日足チャートを分析する。ポンドドルは転換線付近で反発し、直近高値を更新。ダウ理論による上昇トレンドが継続することとなった。貿易交渉が進展する期待感があるポンドドルが買われやすくなったと考えられる。

移動平均線をみると、52日移動平均線で反発し、高値更新したことが分かる。今後は転換線や26日移動平均線が重要な支持線となると予想される。
今日の経済指標とイベント(4月29日)
- 23:00(日本時間)、米消費者信頼感指数
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