米大統領が日韓に25%関税適用表明で為替市場は円売り反応、3週間の猶予期間も材料視
ポンドドルは21SMA付近で下支えも上昇トレンドライン割れにより調整リスクが意識される
本日、豪準備銀行(RBA)政策金利発表、追加緩和などの金利動向に注視
前日価格変動TOP3
- XTIUSD +2.10%
- USDJPY +1.08%
- NZDUSD -0.95%
NY市場マーケットハイライト
- 米大統領が日本製品に25%関税を表明、発行日は8月1日で約3週間の猶予期間
- 米株式相場は下落、貿易関連報道で株価下落が加速
- ドル円急伸、日本への関税表明を受け1%余り上昇 146円台
- 豪ドル続落、中央銀行の利下げ観測およびBRICS連携国への追加10%関税との発言が意識される
- 原油は反発、米国の堅調な需要と産油国の増産姿勢が強い需要観測を支援
ポンドドル(GBP/USD)テクニカル分析
ポンドドルの日足チャートを分析する。
現在の相場は、下値支持として意識されていた上昇トレンドラインを下抜けており、転換点を迎えている可能性がある。ローソク足は21日移動平均線(21SMA)に接近しており、この水準が短期的なサポートとして意識されやすい局面である。
21SMAおよび52SMAはいずれも上向きで推移しており、全体の構造としては上昇トレンドが継続しているといえる。ただし、直近ではトレンドの強さを示すADXが25を下回っており、明確な勢いに欠けている。
今後の下値目処としては、まず21SMA、次いで1.3550ドルが重要な支持水準となる。一方、上値の抵抗帯としては1.3672ドルが意識される。

仮に21SMAおよび1.3550ドルを下方にブレイクする場合、短期的な調整局面への移行が現実味を帯びることになる。ただし、週足チャートではボリンジャーバンドのバンドウォークが進行しており、中長期的にはトレンド拡大の余地が残されている点にも留意したい。
今日の経済指標とイベント(7月8日)
- 8:50(日本時間)、日本・国際収支
- 13:30(日本時間)、豪・準備銀行(RBA)政策金利発表
- 23:00(日本時間)、カナダ・Ivey購買部協会指数